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ロデンバッハはメイド服の夢を見るか?~甘いみつの部屋ブログ~

2011年5月5日トレジャーフェスタin有明5で原型師デビュー。まだ出来ることは少ないですがよろしくお願いいたします。

エリオのカラーレシピ

 一昨日のWFで頒布したエリオのカラーレシピと組立上の注意点を掲載します。

 先ず髪の毛のパーツをはじめ部品の歪みが多いので熱を加え修正します。大きな歪みは熱湯にくぐらして少し柔らかくしてから直していきます。ただおおざっぱな修正しかできないので細部はドライヤーの熱風を使った方がいいです。
 組み立ててみて修正した箇所をあげると…
1.前髪パーツのもみあげ:ちゃんと治さないとセーラー服の胸当てや襟と干渉してしまいます。
2.後髪パーツ:やはりセーラー服の襟と干渉します。
3.胴体パーツ:少し広げないとスカートと干渉します。
4.スカート:一応キャストオフにできるよう分割しましたが合いが悪いです…歪みを抑えても隙間ができる場合はスカート内側を削るか、いっそうのことキャストオフをあきらめるしかないようです。大変申し訳ない

 左袖の取り付けは慎重におこなってください。ただ接着しないまま仮組みばかりしてもしても仕方がないので、さっさと左袖は組立てて、下側の分割線のみ修正します。修正はシアノンをつまようじの先につけて少しずつパテ盛りの要領で添付、アルテコのスプレープライマーで硬化させます。一気に盛ろうとはせず、少しずつ塗りながら硬化させた方が後のやすりがけが楽です。
 左袖が修正できたら、左腕が嵌まるか確認、嵌らない場合は左腕の方を削ると良いです。左腕を噛ませた状態で胴体パーツに仮組み、隙間はシアノンで埋めます。

 尚僕がGKを組む際、隙間や気泡埋めはすべてシアノン&アルテコでやります。ポリパテよりはるかに作業効率が高いかと…シアノンは高価でアルテコスプレープライマーは臭いのが少し難点ですが

 あと胸当てのパーツは胴体側に接着しようとすると整形が大変なので塗装後頭部パーツに接着した方が良いです。
 
 顔は…正直一番の難関かも(泣き)今思うと眼球のカーブ、ほほのカーブともに大きいので塗装が難しいです。作例では手を加えられませんでしたが、眼は頬の方を少し削って大きくした方が良いかと思います。眼球のカーブがきついのでシアノンをパテ代わりに使用しながら修正すれば印象は良くなるかと…
 塗装について

 僕はキットの組み立てではサーフェイサーは使いません。グレーのプラサフを吹いた場合ではそのあとホワイトを吹くのが面倒ですし、ホワイトのプラサフの場合はグレイと比べキャストへののりが悪いからです(白の色素の分子がどうしても他の色と比べ大きく扱いが難しい)
 パーツは整形後すべてメタルプライマーを吹きます。フレッシュ部分はサフレス塗装で仕上げ、そのほかはキャンバスを作るためクレオスのクールホワイトを吹きます。ホワイトを吹いた際パーツ整形の最終チェックをします。

 カラーレシピ

 肌色部分…ガイアノーツのディープサフレスセットを適当な色に混色後、クリアーで薄め使用。
作例では少し黄味がかったものと、赤味がかったもの2種類用意しました。先に黄味がかったフレッシュ塗装後、赤味がかったフレッシュを膝や肘、おへそ廻りや首の付け根などイラストで少し赤味を帯びて見えるところにごく軽く吹きつけました。

 髪の毛…もし余裕があればカラーレジンを使いたかったパーツですな。髪からも粒子を飛ばしたいのでちょっと一工夫して塗装します。クールホワイトを吹いたパーツにパールカラーを吹きます。今回はXC-04アメジストパープル(クレオスのMrクリスタルカラーシリーズ)を使用しました。クレオスのパールカラーシリーズは個人的に去年度のホビーアイテムでもかなりのヒット商品です。
 下地のパールカラーが乾燥したら髪の毛の色を吹いていきます。スカイブルー、コバルトブルー、ホワイト、パープルを適当に混色後、クリアーで薄めます。下地のパール塗装を生かしたいので慎重にグラデーション塗装して下さい。あと仕上げに吹きつけるクリアーはあまり艶消しにしないこと。せっかくのパールカラーが殆ど見えなくなってしまいます。
 セーラー服…
 生地の白い部分はホワイト地の上に髪の毛の色にわずかにブラックを足した色を薄め液で微斜飛車に溶いてシャドウ吹きします。イラストをよく見るとセーラー服の上部と下部とでシャドウ色が違います。余力のある方はスカートや襟と同じ色でシャドウ吹きしてみてください。
 襟やスカートは明暗2色を造っておきます。茶色系のカラーにパープルを足し色目を確認後ホワイトを足しました。(使用したカラーの名称は失念、申し訳ないです。)先にシャドウ色を吹いてから明るい色をのせていく方が立体感が出しやすいです。スカートや襟の細かいトリミングはエナメル塗料を使用します。スカイブルーとホワイトを混色し、面相筆でスジボリに描き込んでいきます。地の茶色に負けては意味がないのでスケールモデルの流し込みと塗装と違いあまりシンナーで薄めずに…はみ出したらシンナーを含めた面相筆でふき取ります。
 セーラー服のリボンはマルーンにブライトレッドを少し混ぜた色を使いました。最後に下部にスカートと同じ色を軽く吹きます。

 顔のメイク
 田宮のエナメルを使って塗装をしました。レプリ誌のバックナンバーが参考になります。瞳入れで使った色はロイヤルブルー、クリアーブルー、ブラック、クリアーそれにハイライトのみホワイトを使いました。頬と肩には赤味を差すためにクリアーレッド、クリアーオレンジ、クリアーを丸筆で塗っています。
唇はクリアーレッド、クリアーオレンジ、ホワイトを混色したものを使用

 机は…
 天板はウッドブラウン、レッドブラウン、マホガニーなどを混色して何色か造っておきます。ウッドブラウンのホワイトを混ぜたものをエアブラシした後筆で木目を描き込んでいきます。最後にクリアーオレンジをクリアーで適当に薄め吹きつけてニスを再現しました。
 金属部分はブラックとホワイトにシルバーを混ぜた色を吹きつけました。脚のゴムはセールカラーもしくはアイボリーホワイトでよろしいかと思います。

 作例は…いろいろミスばかりしてしまいました(泣き)セーラー服のシャドウ色は艶消しクリアーを吹きすぎたせいで流れるわ、スカートに指紋を付け、筆塗りでタッチアップするわ、瞳塗装は雑になるわ…去年の九月残暑が厳しい時期に4畳弱のプレハブでろくに換気せずに塗装(完成見本を合計6体やりました)していたので

最後に自分が造った展示サンプルの写真を…

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まだ残暑の厳しい9月に製作したものでして、2週間で六体仕上げるというもう二度としたくない経験をしましたよ…
かなり焦っていたらしく、艶消しクリアーを吹きすぎてセーラー服のグラデが流れたりと色々トラブルがありました。

そんな訳でしょぼしょぼな出来なのですが、かなり愛着を持っています。

この時分は頬のチークなどもエナメルを使っていました。
クリアーカラーで基本色を造ってクリアー+エナメルシンナーでぼかしていくのですが、結構面倒くさいです。
パステルを使うと簡単にできることは分かっていたのですが、元絵の透明感がそがれるのでは?と思っていたのですね。
最近の作例はほとんどパステルのみでチークを入れています。
自分は肌をサフレス仕上げにしているのですが、お客さんにも違和感はあまりないようです。

参考までに…

模型製作代行業者のNAGAEアートプロダクション様の完成品です↓

藤和エリオ

なかなか辛口なコメントが辛いwww
業者さんなのでサフレスを嫌い、通常塗装で仕上げているみたいです。
他にも別の業者さんで同様の依頼があったようですが、ご依頼人はイベントで見た完成品を意識されるようですね。
サフレス仕上げだとイベント会場の(電源を借りない限り)お世辞にも良いと言えない照明でも目立つので、ディーラー向きの仕上げともいえるのでしょう。
通常仕上げだと肌のグラデーションをきつめにするとキツくなるのですが、サフレスだと違和感なく存在感を発揮出来ますし。

かつて一世を風靡したサフレスですが、最近は通常塗装に戻る人も多いとか。
私は費用・時間対効果を考えるとサフレス一択なのですが…
 
 
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  1. 2012/02/15(水) 18:22:41|
  2. 電波女と青春男
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

こんばんは。野兄貴と申します。
ワンフェスで撮影させてもらったフィギュア、ブログに載せさせていただきました。
やはりサフレスだったんですね。
エリオの透明感のある色白の肌。
僕もこんな風に塗れる様になれる様に頑張ろう…。
  1. 2012/02/16(木) 21:11:09 |
  2. URL |
  3. 野兄貴 #-
  4. [ 編集 ]

こんにちは野兄貴様
拙い完成品を(正直やっつけ仕事です。栖香とマリアは版権元にお嫁にいきましたし))撮影だけではなくブログにアップして下さるとは…ありがとうございます!

 展示品の肌色部分はすべてサフレスで塗装しました。キャストはRCベルグのアイボリーです。「手流しだけどキャストはベルグ」ってネタとして面白いかなと思い使っています。他者のアイボリーキャストより成形色は薄目(アイボリーというよりシャンパンゴールド)なのでサフレス塗装とも相性がいいです。でもアマチュアディーラーの間では使っている人少ないみたい…ベルグのスタッフの方の対応は正確だし、安いのに
 10月に神戸トレフェスに参加した際はまだ暑い時分に120秒硬化タイプを使ってひどい経験をしましたが、今回は気泡の抜けも良く(逆に寒いので完全効果にえらく時間がかかりましたが)前よりはきれいなキットを用意できたかと思います。
 でも所詮は手流し・常圧注型なので業者抜きと比べると手間はかかりますが…気泡や傷はシアノンで埋めた後、メタルプライマー吹きをしてからフィニッシャーズカラーのアイボリーホワイトで埋めた個所をエアブラシでリタッチします。
 プライマーはホームセンターで売っているもののほうが安いですが、自分は昔からあるクレオスのメタルプライマーを使っています。最近発売されてたガイアノーツのはちょっとべたべたしているので使っていません。
 サフレス塗装のポイントはクリアーで薄めに混色した塗料を辛抱強く何度も吹いていくこと、必ず晴れた日に太陽光で色を確認しながら作業をすることくらいです。
 あと寒い時期はリターダー入りのシンナーでエアブラシすると乾燥に時間がかかるのであえて通常のシンナーを混ぜた方が早く仕上がります。塗料がなかなか乾かないとマスキングした部分まで流れてしまうこともあるので(泣)マスキングテープ(顔だと白目部分ですね)を剥がすタイミングは生乾きの状態がいいです。マスキングテープはいったん爪楊枝で浮かせてからピンセットでつまみ取ります。完全効果後塗料がまくれ上がったところはデザインナイフと耐水ペーパー((1000番以上)でならしてからシンナーをしみこませた面相筆で軽くなでてやると落ち着きます。
 最後にサフレス塗装した上にクリアーを吹きます。その方がエナメル塗料でメイクをする際塗りやすいし、ふき取りもしやすいです。いくらシンナーで拭き取っても微細な傷に入った塗料が落ちない…というトラブルも防げます(今回WFで頒布したマリアのサンプルでやりました。顔だけとはいえイベント2日前にやり直すはめに)
 趣味でGKを造っていた頃はもっと複雑なことをしていましたが、今はイベントに間に合わせることが重要なので作業工程はシンプルにしています。

 カラーは記事にも書きましたがガイアノーツのディープサフレスセットを適当に混色後クリアーで薄めて使っています。エリオはハーフなので少し赤味を強めにしています。混色が面倒なら同じくガイアの「YUKIフレッシュシャドー光沢」を使ってもよいかと…ちょっとセルロイドのお人形的な黄味がかったフレッシュですが日本人ぽい白い肌をやるにはちょうどいいです。イラストの肌の色って意外と黄色っぽいですしね。
 あと作例ではできませんでしたがパール顔料を混ぜ立体感&宇宙的美貌を目指したかったです。パールを混ぜるのはVOLKSのフィニッシャーさんが立体感・肌のしっとり感が出るとすすめていますね。ただ僕の造ったエリオは立体感過多なのでどうなるかしら

 閑話休題
先日VOLKSに行った際ファレホカラーについてスタッフの方に聞いてみました。fgに「美少女GKをファレホで塗ってみた」と記事でも書こうかと思いまして~
 結論を申しますと―もちろんラッカー系と比べてメリット・デメリットどちらもありますが―フィギュアの塗装には向いてないかもしれません。
 主な理由をあげると…
 ◦乾燥に時間がかかる(寒い時期なら1週間以上)
 ◦一旦完全乾燥してしまうとファレホ専用シンナーでもラッカーシンナーでも落とせない。ラッカーならキャスト製GKの塗装に失敗してシンナーにどぼんってよくやるので…でも所詮プライマーの上にのっているだけなので落ちるのかしら
 ◦ブレンディングが出来ない
 
 こんなところです。逆にスケールモデルやガンプラにはいいかもしれません。
 先日知り合ったスケールモデラーの方(二次大戦機メイン)も薦めていましたし…有機臭がないって素晴らしい!

 
  1. 2012/02/17(金) 09:34:58 |
  2. URL |
  3. chambremielee #-
  4. [ 編集 ]

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