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ロデンバッハはメイド服の夢を見るか?~甘いみつの部屋ブログ~

2011年5月5日トレジャーフェスタin有明5で原型師デビュー。まだ出来ることは少ないですがよろしくお願いいたします。

GKイベントって何だろう

 なんだか少しモヤモヤした気分なので雑文を書いてみます。リベラルアーツ終了後の大二病っぽいですが…80~90年代のまだ若かったMG誌(最近は作品のクオリティや面白さは模型誌としていいのですが、文章は上から目線のおっさんっぽいのが鼻につくので買ってません。もう、とうに引退した感覚が摩耗され切った連中がGK語るな)の文章みたいですが付き合ってみてください。自分の下手を棚に上げて偉そうなこと書きますが、どうか寛大な御沙汰を願奉ります。

 明日のWF然りトレフェス然り、“造形”イベントって何だろう…と

 予めことわっておきますが、当日版権システムがどうとか今回書くつもりはないです。もちろんディーラー参加者として色々と思うことは多いですが―純粋に、ディーラー・一般問わずイベントに参加する意味についてちょっと書こうかと思います。

 先に結論を申し上げると“人間”に会いに行くことなのではないか、と自分では思っています。GKという媒体を通して造形のさきに見える作家の人間性を観照(=テオリア)しに行く旅(ドイツロマン派っぽく)といえば格好もつくかもしれません。人の造った物の、そのあらゆる部位から作家の自身の人間性が漂っているはずです。その“人間”に邂逅し、心底感動出来れば観察者として何よりの悦びになるかと…駆け出しの原型師ならデモーニッシュな精気あるいは狂気を、ベテランの原型師なら老練な技術・手堅さの先にそのひとの人生(原型師としての道程)を感じたりと単純に面白いです。

 じゃ、凄い原型って何だろう…
 よくヂレッタント崩れが「結局技術はどうでもいい」という趣旨のことを云いますが、まあ半分は間違いかと…彼自身が卓越した技術(プラトンならテクネーと呼んで卑下しますが)をお持ちなら納得出来ますが、テクニック(上手い・下手という感覚の先の)がないなら創作そのものに対する侮蔑にほかなりませんよね。日本では殊に芸術作品に対して、技術と作品性、精神性を乖離させて評価することが多い(極論を言えば、本来“外野”であるはずの評論家が外在批判することが多く、また喜ばれる。まあ、現在社会の構造性に評論がついていけないのが原因なんでしょうが。小林秀雄を悪く言うつもりはないです)ですが、自分の意見を申し上げると―ナンセンスかと思います。たとえばフランスだと17世紀からのサロン文化を下地に19世紀のサント・ヴーブ(一流だけど嫌な奴)の芸術評論を“文学作品”に昇華させ、しばらくするとプルーストが反駁、20世紀に入るとヴァレリー、クローデルが活躍、構造主義の頃にはメルロ・ポンティ、フーコーが哲学者の立場から外在批評を始める…とおおざっぱにいっても一通りの歴史があるので言語ゲームとして非常に盤石です。もちろん現代日本人の立場として彼らがどこまで評論できるか、民族性や文化性を含めたリテラシーを期待できるか疑問ではありますが…哲学としての”美学”にはドイツ人と比べると弱いし、基本的に人の話聞かない連中なので
 逆に面白くない作品って魂を感じないからに他ならないからなんですね。2Dイラストでいうハンコみたいに…ベテランだけど(誰とはいいませんが)マンネリ(スタイルに固着され切っている)で技術的にも面白くない作品もありますが。マンネリならマニエリスムって云われるまで昇華させてみたら?
 話を戻すと
 結局作品に感動して凄いと感じるのは…まず観察者の目に留まり、“好き”だとか“かわいい”と感じる、作品の全体的な“流れ”や細部“宿る(寧ろ“見える”というべきかも)示申”と戯れ、“精神”に至る…という一連の道程を経た結果だと思います。人間性とか精神性みたいなことをさっきから書いていますが、行きつく先は“崇高さ”ですね。僕は神智論者でもないし、耶蘇教等の信者ではないですが、歴史レベルの優れた芸術作品は絵画にせよ音楽にせよ、ヒトのもつ“崇高さ”に照らされ恍惚(エクスタシーですな)に至るという経験はあるので…
 ただ何故“美しい”と感じるのかいまだにわかりません。哲学でいう美学も“美”の構造性までは論じられますが…一時流行った脳科学も個人的には科学の立場からのただのスリコミにしか思えなかったので(クオリアはクオリアでしかない)
 確か村上隆の本で”窓式のビル・ゲイツがなぜダ・ヴィンチの落書きを購入するか?示申でも美はわからないからだ”みたいなことを書いてありましたが、権力者の立場ならなおさら美が許せないのでしょう。
 最後に“崇高さ”とは―キリスト教神学っぽくいうと”神性”とほぼ同一のものであって、形(ギョウ)や色、善悪、優劣はないものです。耶蘇教ついでに云うと…下っ端大天使のガブリエルやらミカエルやらは姿形ははっきりしているけど、セラフィム等創造主に近い高位の連中には形がないのと同じです。


 頭の悪い駄文(“文責”って書いてない)を書きましたが、イベントに参加される皆さんはうわべだけで作品・商品を見てしまわないで、じっくりと丁寧に見ていってほしいです。末端のアマチュアディーラーとして切にお願います。
 そりゃamazonでPVC(もちろん精神がないとか言いませんよ。)を安く買う方が安く済むし疲れないけど、一点物の展示品を見て、帰ってから無着色のGKパーツを眺めるのも楽しいですよ~イベントに行きだしたきっかけは好きなキャラ(PVC化は望めない)の立体物を探しに行くというプリミティブな欲求からでしたが、優れた作品に触れられ感動したのが原型製作し始めたきっかけなので…
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  1. 2012/02/11(土) 16:52:45|
  2. 未分類
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コメント

ワンフェスお疲れ様でした。

こんばんは。ワンフェスにて仁礼栖香のガレージキットを買わせてもらいましたハシといいます(青のエクソシストの奥村雪男というキャラのコスプレをしていたものです)。

ワンフェスお疲れ様でした。

これから少しずつですがキットを製作するにあたりこちらのサイトにお邪魔させてもらいます。

今度のワンフェスにも行きますのでまたお会いする機会がありましたら、その時はよろしくお願いします。

  1. 2012/02/13(月) 20:50:25 |
  2. URL |
  3. ハシ #-
  4. [ 編集 ]

Re: ワンフェスお疲れ様でした。

 こんにちはハシさま。一昨日のWFで当ディーラーのキットをご購入いただき誠にありがとうございます。当日コスプレゾーンにもお邪魔したかったのですが、一応責任者のためあまり自由時間がなくて(涙)製作記事は少しずつ更新させていただきます。
 ただ次回のトレフェスの本申請締め切り、WFの締め切りとしばらくは原型製作に追われると思いますので、ご容赦のほどお願いします。
  1. 2012/02/14(火) 16:40:21 |
  2. URL |
  3. chambremielee #-
  4. [ 編集 ]

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