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ロデンバッハはメイド服の夢を見るか?~甘いみつの部屋ブログ~

2011年5月5日トレジャーフェスタin有明5で原型師デビュー。まだ出来ることは少ないですがよろしくお願いいたします。

人退組み立て。

新作「人間さんの、じゃくにくきょうしょく」の組み立てについて軽く解説します。

まずはパーツ整形・組み立てのおさらいを…

使う工具は以上です↓

◦ニッパー

 薄刃タイプのものがお薦めです。
 
 田宮の高級なニッパーはいいのですが、ディーラーの性格かある程度消耗品と思っているのでミネシマのリーズナブルなものを使っています。
 田宮製と比べると少しぞんざいな造りですが、切れ味はそれほど劣らないと思います。
 ただ握っているうちにゴム持ち手がずれていきますので(100円ニッパーみたいでいいのか?)買ったら瞬着で固定しています。


◦デザインナイフ
 ニッパーで切除できなかった湯口跡やバリ、パパーティングラインの切除等に使います。
 刃は30度と45度、2種類ありますが、ほとんど30度のみで作業しています。
 刃は少しでも切れ味が鈍ったら取り替えて使います。
 買ったらビニールに小分けされているのを開封、塗料皿にあけています。

◦耐水ペーパー
 キット製作時は♯320、♯400、♯600の3種類があればよいかと思います。
 水ペーパーの中には研磨剤屑がキャスト地を汚すものもあるので要注意です。
 特に肌色部をサフレスで仕上げる場合は気を付けてください。
 田宮のものは高性能ですが、ホームセンターで売っているものよりコストパフォーマンスは高めです。
 ペーパーのほかに布やすり、スポンジやすりもあると便利です。
 布やすりはペーパーよりもちがよく、曲面になじみやすいです。
 スポンジやすりも曲面によくなじみ指は疲れませんが、持ちは若干悪く、CPも高めです。

 ペーパー類は基本的に空砥ぎ使用です。
 水砥ぎは後にサフを吹いた時のリタッチにしか使いません。
 スポンジやすりは水砥ぎするとすぐに研磨くずが詰まってしまいます。

 自分は♯320、#400はペーパー、♯600は布やすりメイン、最後にスポンジやすりで軽く全体をやするのに使っています。

 彫刻刀:
 パーツを接着などして消えてしまったモールドを復活させたりするのに使います。
 平刀を幅違いでそろえておくといいでしょう。
 
 目立てやすり:
 消えてしまった筋彫りの復活に使います。
 一回やすりでアタリを付けてから平刀をあてるという使い方もあります。

◦瞬間接着剤:
 自分はシアノンという白色不透明な接着剤を使っています。
 通常の透明タイプよりレジンとの相性がいいです。
 パーツ同士の接着のほか気泡や隙間埋めにも使います。
 よっぽど大きい傷出ない限りシアノン+ランナー屑で対処できます。

◦アルテコパウダー:
 アルテコの瞬着パテのパウダーです。
 瞬着パテの液材(つまり瞬着)は結構ビビッドな紫色なので使いません。
 シアノンを代わりに使います。
 髪の毛の先端の気泡欠け等、ランナー屑では対処しにくい箇所に使います。


 基本的な作業工程は…

 1)パーツ洗浄
 2)ニッパーで大まかなランナー切除
 3)デザインナイフでもう少し切除
 4)耐水ペーパーで整形(♯320→♯400)
 5)塗装に支障が出ない程度に部品を接着・整形します。
   仮組みはきちんと行ってください。  
   強度が必要な箇所は必要なら軸打ちをします。
 6)整形が終わったら最後に全体を軽くやすりがけをします。
   自分は#600の布やすりか少し使い古した#400~#600のスポンジやすりを使っています。
 7)塗装に備えてもう一度パーツ洗浄

 こんなところでしょうか。
 手早くよく仕上げるコツはパーツ一つ一つをきっちり仕上げて他のパーツの整形に移ること。
 つい作業に飽きて別のパーツ整形にうつってしまいがちですが、そうしているとなかなか作業は終わりませんww

前髪の組み立てです。
DSC_8782.jpg

もみあげ部ですが、脱型の際に少し変形していました。
顔パーツにしっかりとはまるよう、温めて形を整えてください。

前髪パーツはもみあげこそ分割しませんでしたが、三方向に延びるアホ毛←↑→は注型を考え分割しました。

小さなパーツなのでなくさないようご注意ください。
パーティングラインのずれなどもあってダボにはまりにくいかもしれませんが、丁寧に仮組み・すり合わせを行って接着します。

※何故かしばらく左右反転させた画像を掲載していました。
 大変申し訳ございませんでした。

 



後髪パーツです。
後髪

こちらも4つに分割しています。
塗装に支障はないので全て接着します。
右はじのはねっ毛ですが、少し温めて内側に曲げてやるといいみたいです。
毎度のことですが、接着線を消す作業が面倒になって申し訳ないです。


左右腕パーツです。
両腕

ブラウスの縁が埋もれてしまっている個所があります。
また先端までキャストが流れていない個所もあるので丁寧に成型して下さい。
下の画像のように先端がかけている個所には一旦シアノンを流し込み、適当にカットしたランナー屑をつけます。
アルテコスプレープライマー(硬化促進剤)をスプレーして固めてから慎重にデザインナイフで削って形を整えます。
最後に耐水ペーパーで仕上げます。
DSC_8751.jpg

※一部の成型不良は型作りを急ぎ過ぎたことが原因でした。
このように先端が尖っている場合(ギザギザ)、粘土埋めの際原型の裏側に糸半田などを接着、わざとバリを造ってキャストが流れやすいように定石なのですが、完全に失念していました。

胴体パーツです。
胴体

こちらも腕パーツ同様、縁が綺麗に抜けていません。
重ね重ね申し訳ないです。

モナリザの切手が入る額です。
DSC_8780.jpg

上にちょこんとカエルがしがみついています。
整形はカエルを傷つけないよう、優しくおこなって下さい。

腕日時計のバンドです。
バンド

かなりシリコン型に負担をかける形状をしていますが、何とかもってくれました…
内側にキャストが流れるよう型に切れ込みを入れた個所があり、全く不要なバリになっているので、彫刻刀等で切除・整形して下さい。
DSC_8772.jpg

文字盤は原型にサフを厚めに吹いたせいかモールドが浅くなっています。
ぱーつにサフを吹くことを考えるべきでした。
缶サフをそのまま吹くと数字などが埋もれてしまいますので、ハンドピースのカップに吹きこんだプラサフやメタルプライマーを吹くと良いみたいです。

発電機の組み立てをします。
ハムスター用の運動器具ですね。
立体化するにあたり、どうパーツ化するか色々考えましたが、型抜きの手間やパーツとしての正確さを考えて、このような形になりました。
組立には少々コツがいるかと思いますが、頑張ってください。

輪×wと台です。
DSC_8757.jpg

輪は軸がはまった状態です。
台は余分なバリを丁寧に切除して下さい。

輪(回転車)の組み立ては以下のようにおこなって下さい。

先ず、パーツを整形します。
そのままでは少し厚みがあるので少し薄く削ります。
演習場に12個穴があいている方が内側なのでそちらから削ります。

次に中心にΦ1mmの穴を開けます。
出来るだけ垂直になるよう、慎重に開けてください。
開口したら、付属のΦ1mmのプラ棒を11mmほどにカットして軸にします。
両端を輪に接着します。
接着剤はシアノンを使いました。
このとき向きがずれないよう慎重に作業して下さい。
アルテコプライマーで固めます。
アルテコプライマーは若干スチロール樹脂を溶かすので注意して下さい。
暫くすると液状のプラ接着剤の乾燥後と同様に触れるようになります。
DSC_8760.jpg

円周上の踏み棒?を接着していきます。
プラ棒は8mm程度にカットしたものを12本用意します。
先ずは12時と6時方向に…
DSC_8761.jpg

次は3時と九時方向に…

対角線で決めていくのはねじれ防止のためです。
車のホイールや自転車のスポーク張りと同様ですね。

こんな感じで12本接着します。
DSC_8778.jpg

お菓子缶です。
お菓子缶

お菓子・缶本体はたいやき型(ゲートを造らない上下2面型)で造りました。
缶本体はキャストが柔らかいうちに無理矢理引っこ抜いているので底にかけて少し広がっています。
そのままだと底パーツに接着できないので、削り合わせして下さい。

詰め込んだお菓子は丁寧に色塗りして下さい。

お菓子缶のふたです。
蓋は缶を開けた際のめくりあがった状態を再現して下さい。
作例ではお湯につけて柔らかくしてから曲げてみました。
プルタブは後述の「ナズナ」パーツ同様に切り出して使います。
プルタブもお湯につけて少し曲げてから、接着しています。

 


水仙の葉っぱ達です。
葉が3枚の株が2つ、4枚の株が一つになります。
各パーツの整形後接着、組み立ててからさらに整形、最後に茎がはまるよう、Φ1.2mmくらいのドリルで内側を軽く穿っておきます。

DSC_8781.jpg

このままでは閉じ気味なのでお湯につけて曲げてやります。
水仙葉
作例では少しオーバーだったかも
一応丸ダボがありますが、かなり浅く、小さいのでよく確認してください。

電球です。
でんきゅう


材質は通常の透明レジンを使わず、田宮の透明エポキシ樹脂を使いました↓
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エポキシ系なので硬化時間はかなり長めです。
23~25℃くらいでは硬化まで丸一日かかるらしいですが、この時期だと8時間ほどで脱型出来ます。
まだ柔らかいうちに脱型しているので変形しないようランナー部を洗濯ばさみではさんで干します。
ピンバイズで穴をあけ、爪楊枝を通してもよいかと。
量産でいつも使っている離型剤(ベルグのMR10)はエポキシとの相性が不明なので使っていません。
自分の使っている透明シリコンは何回かキャストを流すと流した箇所が白化するのですが、エポキシでも同様に白化しました…
白くなった箇所はまだ柔軟さを喪っていないのでしばらくは大丈夫そうですが。

硬化まで時間がかかるので泡は抜けやすいですが(ウレタンキャストのように水分を吸いこんで気泡の原因を造りませんし)パーティングライン付近の気泡は怖いので、ゆっくり丁寧に注型します。
テストショットは全滅でしたorz
型は通常同様の2面型、原型を一度リキャスト量産してから6個整形して型を造りました。
最初はたいやき型を考えていたのですが、逆アールが強すぎて抜けるわけがない…

レジンと比べて傷は付きづらいみたいで、まだ柔らかい状態で爪を立ててもすぐに戻りました。
透明キャストと比べるとかなり高価(200gで1800円)ですが、ごく小さいパーツを量産するのにはお薦めです。
ただ硬化までの時間はどうにかならないか…イベント直前の数日で一気に量産できないので。

小さいパーツならまた使ってみたいなあ…
脱ぎかけたパンストなんかに使うと効果大の予感がry


先ず湯口を丁寧に切除後、♯400→♯600…♯2000とペーパーで水砥ぎ後、コンパウンドで仕上げます。
インジェクションキットの透明パーツと同様ですね。

透明樹脂無垢なので屈折率が違うとか中に微細な気泡が入っていたりしますが、多めに見てやってください。
DSC_8774.jpg
うーん、ビー玉にしか見えないかも。
電球は“玉”部分が大きいタイプなのも原因なのかも。


つつじの葉っぱです。
つつじ葉
DSC_8764.jpg

今回一番申し訳ないパーツたちです。
通常の2面型で量産したのですが。何しろまともなパーツが出来ない出来ない…
先端までキャストが流れてくれなかったり、気泡が入ったりと不良品を散々こさえました。
使用キャスト(ベルグアイボリー180秒硬化タイプ)は割と流れやすい部類なのですが。
同社のDHPペーストを使ったり、涼しい環境で硬化待ちしたり、コンプレッサーの横に置いて振動させたり、色々しましたが何とも。
コトブキヤのキャストも流動性が高いらしいので次回試してみるかもしれません。

細い茎部などに気泡が残っていると整形中簡単に折れてしまいます。
折れたらピンバイズで穴をあけ金属線を通し補強、接着します。
ちなみに自分はΦ0.5mmドリルで穴をあけ、Φ0.4mmの銅線を補強に使いました。

葉っぱにできてしまった気泡は整形後もキャストの厚みが十分な場合はそのまま放置。
整形中、空洞が露出してしまいそうな場合はあらかじめ裏からデザインナイフで開口後、シアノンを充填しました。

DSC_8764.jpg
こちらも同様に整形します。
中央部には蕾、花の茎、大小の歯を取りつけます。
Φ1。2のドリルで開口してから取り付けるので、さながら剣山状態です。

つつじ・葉大/小(53.54)はそのままの形だと取り付けられないので、お湯につけ形を整えてから接着します。
塗装の都合を考えて花の茎×4、葉は前後にひとつずつしか接着していません。
残りのパーツは各々塗装後に取り付けます。

つつじの花たちです。

DSC_8765.jpg

花びらが開きすぎて、あまりつつじに見えないかも。
雄蕊までキャストが流れていないパーツが出来てしまい申し訳ないです。
雄蕊のモール度がかけている場合はシアノン+アルテコパウダーで瞬着パテを造り、爪楊枝を使って盛って再現します。
水仙の花も同様に処理して下さい。

DSC_8766.jpg


水仙の茎です。
水仙茎

一応3種類ありますが、どの葉に接着しても問題ないので、それぞれ別の部品番号分けしておりません。
葉っぱ4枚の下部にはがく3つの茎を接着する方がいいと思いますが。

このパーツも気泡が残って折れやすい箇所があると思います。
こちらも折れやすいので注意して下さい。
水仙の花は上を向いているより、少しかしげながら咲いている方が自然なので、パーツを温めて上部を少し曲げてやります。
最後に先端に花を取り付けられるよう、ドリルで穴を開けます。

なずな?です。
板状のパーツに植物の葉っぱらしきものがモールドされておりますので削り取ってお使い下さい。
DSC_8762.jpg

削り取る…と書きましたが、デザインナイフで直に削り出すと簡単に折れてしまいます。
先ず薄刃ニッパーやデザインナイフで大まかに削り出し、裏面から粗めの耐水ペーパーでバリを少しずつ削っていきます。
DSC_8756.jpg

バリがほとんど膜状に?なったらデザインナイフで丁寧に切除、最後に♯400くらいのペーパーで断面を整えて完成です。
他にお菓子缶のプルタブも同様に成型して下さい。

妖精さんたちです。
妖精さんたち

このパーツ群も大変小さく複雑な形をしているので、成型状態の怪しい部分もあるかと思います。
はじめに造ったシリコン型はどう弄っても先端欠けがあったので結局造り直しました。

それぞれの妖精さんを開設しますと

妖精さん1:
計量スプーンにつきます。
一番手前にいる妖精さんなので少し大きめです。

妖精さん2:
発電機につきます。
下の方で走っています。腕はかなり万歳状態です。

妖精さん3:
発電機につきます。
上の方にしがみついています。

妖精さん4
後のお菓子缶にしがみついています。
妖精さん5より少し太めです。

妖精さん5
後のお菓子缶に妖精さん4の隣でしがみついています。
妖精さん4よりも細めです。
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  1. 2013/07/26(金) 08:13:33|
  2. 人類は衰退しました
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