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ロデンバッハはメイド服の夢を見るか?~甘いみつの部屋ブログ~

2011年5月5日トレジャーフェスタin有明5で原型師デビュー。まだ出来ることは少ないですがよろしくお願いいたします。

ささみさん@つくってみる(ちょっとキットレビューっぽく…)

 先日のTFで頒布した「ささみさん」の制作ポイントをまとめてみます。

 まずパーツをご確認ください。
 ケーキ箱に入っている袋にささみさん本体、別の袋にはベースと引き戸がごろっと入っています。
アホ毛やドアノブ、ヘッドホンなど小さなパーツはさらに小さな袋に入っております。
レジンパーツ以外にマスキングシート(6cm×6cm)が説明書に挟んであるのでご確認ください。
マスキングシートは模型店で売っている田宮製の無地のものです。
使用法は改めて解説します。

 もし不足・成型不良パーツがございましたら、お手数ですが説明書に記載されているメールアドレス若しくは本ブログにご連絡ください。

 組み立てる前にパーツを洗浄します。
 当ディーラーのキットで使用しているキャストは主にRCベルグ製キャスト、カラーはアイボリーです。
 一部のキットのベースや引き戸、スカートや胴体パーツはホワイトキャストを注型していますが性能はまったく同じです。
 パーツ洗浄には市販のレジンウォッシュやブレーキクリーナーと色々使えますが、自分は昔ながらの中性洗剤&
クレンザーで古くなった歯ブラシを使って洗っています。
 レジンの表面をクレンザーの研磨剤で少し粗し、塗料の剥離を防ぎたい…というオマジナイでもありますね。
もっともあまり余裕のないイベント用デコマスを造るときは整形終了後の一回のみなのですが…

 まずは肌色部分、やっぱり顔から整形します…
 邪魔なランナーはニッパーで離します。
 くれぐれも100均ニッパーは使わずに精密用を使って下さい。
 自分は田宮の薄刃ニッパーを愛用。

 残ったランナー跡、バリはデザインナイフで丁寧に削ります。
デザインナイフは45度、30度2種類ありますが、自分は何年も30度しか使っていません。
 模型製作の基本ですが、少しでも切れ味が鈍ったらケチらず新しいものに替えます。
爪に当てて少しでも引っかかるようなら替え時ですね。
原型製作だと一層シビアになります。

 大凡バリがとれたら傷埋めに入ります。
少し古い模型雑誌やキットの説明書にはパテなどを使用して…とよく書いてありますが、自分は使いませんww
使うのはシアノンという瞬着とアルテコプライマー、それにランナー滓のみです。

シアノンは白濁した瞬間接着剤です。
近所の模型屋さんにない場合は通販で買えます。
20gで1400円以上と少し値は張りますが、通常の透明な接着剤よりレジンになじみ、適度な粘り気もあるので剥離しにくく、ペーパーがけも楽です。
それに硬化後も白濁しているので塗装の際リタッチが容易なのも◎…

原型担当はボークスか里見デザイン通販、あとイベントで購入しています。
今使っているシアノンは2月WFで購入したものですね。
何故だか凄く安く分けてくれるディーラーさんがいるのです。

 アルテコプライマーは瞬間接着剤用硬化促進剤です。
「アルテコ瞬間接着剤用」とありますが、シアノンでも使えます。
シアノンを流し込んだ箇所に軽くスプレーするとほぼ一瞬で硬化してくれます。
ちょっと臭いのが難点…
他社の類似商品で臭くないものがあるようですが、まだ試していないです。
ほぼ一瞬で…といっても流し込んだシアノンの量が多いと表面だけ硬化して内部はなかなか固まってくれないので、何度か分けて流し込むと良いです。

大きな気泡は一旦シアノンを流し込んでからランナーくずを入れます。
ランナー屑はデザインナイフで適当にカットしてから使用、気泡にいれてからアルテコプライマーをスプレーして、さらにシアノンを流し込んで再びスプレーすると良いです。

パーティングラインでずれがあった場合は無理に消そうとはせず、シアノンを流し込んでから整形して下さい。
細かな気泡が群発している表面はシアノンを薄くのばして対処します。

「ささみさん」のキットでは両足を曲げているので、手流し2面型だとどうしてもキャストが吸ってしまった水分が上逃れられず一部では気泡の原因となってしまいました…
 出来る限り湿度管理はしていたのですが、申し訳ないです。


やすりがけをします。
キット製作には320番400番とあげてから軽く600番でやするくらいで大丈夫です。
艶あり仕上げやパールコート、メタリック仕上げだと最低800番は必要なのですが…
人物など曲面が多いキットの場合は布やすりーやスポンジやすりが便利です。
細部等はペーパーを立てて整形しますが、大部分は布やすりで大丈夫ですね。
一般的な耐水ペーパーより値は張りますが、値段以上に持ちがいいです。
自分は320番布やすりでパーティングラインや気泡埋めした箇所を磨いてから400番で仕上げ、最後にスポンジやすりの400~600の目で軽くやするくらいで終わらせています。
ベルグキャストはあまりけば立たないのはうれしい…
ノンキシレン系キャスト等はさらに番目を上げないとやすり目が残るのですよorz

今回バリや気泡が多く、申し訳ないパーツは…
22のスカートでした。
バリは裾フリル部分のシリコン型に粘土が残っていたのが原因、気泡は型製作の際の原型の置く方向を熟慮しなかったからです。


部品単体の整形が終わったら仮組します。
歪んだパーツはお湯につけるかドライヤーで温めるかして整えます。
パソコンキーボード(26)や左脚(20)は少し歪んでいて申し訳ないです。

部品成型をしながら塗装に支障がない程度にパーツを接着します。

先ずは前髪…
左右のアホ毛を接着します。
細いパーツなので接着してから整形を仕上げる方が良いですし。

後髪も全て接着します。
パーツ6と7同士はダボが最後まで入りませんがメスを深くしなくても大丈夫です。
5と接着して違和感がなければ問題ないかと。
8,9も同様に接着できますが帽子と干渉しないか、よく仮組みをして下さい。
作例では成型不良のパーツを使ったのでちょっと面倒でした。
10,11と細かいパーツが2つありますが、接着してOKです。
ブラシ吹きが入らなくなる個所も出ますが、完成後は全く見えなくなります。

帽子も組み立てしまいます。
12のダボがハート型なのはオサレでしょうか…

ヘッドホンを組みます。
ヘッドホンのバンド部分は少し広がっているので温めてから整形して下さい。

ノートPC(VAYO)も接着します。
25だけだと塗装の際持ちづらいのが主な理由ですね。

あと縫い包みA(蛙)、ぬいぐるみB(ウサギ)、ドアノブなども接着して大丈夫です。

胴体と両腕は接着しても良いのですが、右腕を先に接着するとコンバチをあきらめなくてはなりませんし、左腕の場合は多少塗装しづらくなります。

 パジャマにはうっすらと縫い目があります。
 パーティングラインを消した際に筋彫りが消えたら目立てやすりなどで復活させます。
レジンキット、原型のスジボリはほとんど目立てやすりで対処しています。
どうしてもやすりが入らない場合のみケガキ針を使用…
けがいたら表面が多少めくれ上がるので軽く布やすりをかけておきます。

 
大体こんな具合で製作します。
展示サンプルは一日弱で仕上げたのでスカートの下とかはかなりいい加減です。
たっぷり時間をかけて造りたいけど、イベント直前はそんな余裕はない…

もう一度水洗いします。
AFVプラモなんかでは必要ない作業ですが。

必要があればプラサフを吹いて傷がないかチェックします。
自分は肌色部分のみサフレス、それ以外はホワイトサフで良いかと思います。

サフ吹き後傷が見つかったら、もう一度シアノンで埋めます。
レジン地直盛りでなくても意外と剥離しないです。
勿論サフを面相筆で塗ってもOKです。

サフスプレーを使うときの簡単なテクニックを一つ…

缶スプレー吹きって意外と難しくないですか??
寒い時期だと、ガス圧低下が原因で梨地ったり、垂れたり…

※私は一度手ひどい失敗をしまして、缶入りサフが必要な場合はハンドピースのカップに取ってブラシ吹きしていましたwww
それ以外はメタルプライマーを吹いた後にベースホワイト吹き…
当然プラサフ吹いたより塗膜はもろくなります。

そこで缶スプレーを暖めてしまいますww
方法は単純。
90℃くらいの熱湯に缶スプレーを漬けます…!!

一番お手軽なのはマグカップに湯沸かしポットからお湯を入れて温める方法、勿論鍋にお湯を張っても大丈夫です。
②~3分漬けるとボシュッと怪しい音がしますが、大丈夫。
漬ける前、つけてから2~3分くらいで取り出し、よく振って攪拌します。
お湯につけて振る…2セット位がいいみたいです。
缶スプレーを暖めておくとガス圧が高くなるので塗料が垂れにくく、乾くのも速い…
一度覚えると病みつき?になりますよ~

 スプレーを温めると聞くと恐ろしい気もしますが、いままで事故はないです。
自分も某凄腕原型師様のHPで知ったのですが、商業で数多く原型製作してても無事故らしいです。

 ただし「火気厳禁、室温に注意」と書いているので責任は持てませんよ…
 
 PS
 しかしながらプラサフの臭いどうにかなりませんかね~
 インジェクション用サフやラッカー塗料よりずっと酷いし


 原型造っている時はそんなにひどい有機臭はないのですが、キット量産からサンプル造り…と追い込み期間中は連続して吸い続けているのでいつもバテってしまいます…
 年々有機溶剤に弱くなってきている気がしてならないのです。


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  1. 2013/05/08(水) 01:01:01|
  2. ささみさん@がんばらない
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