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ロデンバッハはメイド服の夢を見るか?~甘いみつの部屋ブログ~

2011年5月5日トレジャーフェスタin有明5で原型師デビュー。まだ出来ることは少ないですがよろしくお願いいたします。

塗料の話~ラッカー編~

 前に少しだけ書いた塗料のお話の続きを書きます。

 ラッカー編です。

 紹介した3社を比較したいと思います。
 クレオス・ガイアは文章少なめ、少し特殊なフィニッシャーズの方が多めです。
 フィニッシャーズを使いこなす…というのが最近の時分のテーマなので。


 Mr.カラー:
 
 日本では最もポピュラーな塗料です。
 大昔(80年代前半?)はレベルカラーと云っていました。
 当時はプラモメーカーのアメリカレベルのライセンス生産品だったらしいです。
 今より少し大きな瓶に入っていて大きなレベルのロゴが可愛かった…
 ライセンス契約終了後、クレオス(当時はグンゼ産業ホビークラフト部)が「Mr.カラー」として販売しました。
 “Mr.”は讀賣巨人軍が元ネタらしいです。
 何年か前瓶のふたのデザインがリニューアルされました。
 ふたはリニューアルされても昔からの外蓋に内蓋がはまっている構造、外蓋を開けるだけでいいのはうれしいです。
 後述する他2社製品はクレオスのようにワンタッチ?ではないので少し面倒なのです。

 そのあと値上げしたけどorz
 
 ホビーカラーの中で現在最も老舗なので色の種類は非常に多いです。
 軍用機・AFV・軍艦・車・ガンダム…と思いつく大体のジャンルはカバーしています。
 メタルカラーやパールカラー、企画物のキャラクターカラー(みるきぃぱすてるやボーメフレッシュセットなど)など色々あって楽しいです。
 
 ※パールカラーは私の中で最近のヒット商品ですね。以前のパールカラーはパール粒子が少なすぎて重ね吹きしなくてはならなくて大変でした。
 ちょっと前までパールパウダーをクリアーに混ぜて使うのが主流だったのですが、本当に楽になりました。
 ちなみに白ブラウス全体にパールを吹きつけるようなやり方は好みではなく、パンスト・ニーソ塗装に隠し味にパールを混ぜたり、フレッシュ成分の少ない色素薄めの娘さんの肌吹く時立体的に見せるための隠し味だったり…どちらかというとサブに使っています。
 たとえば銀髪の宇宙邪神の髪の塗装はベースホワイト吹いた後パール吹き、そのあとにシャド吹きしました。
 ちなみに黒髪だとパールは弱いので隠し味はメタルカラーの方がいいですよ。
 逆に金髪だと基本塗装後にハイライトに使う人もいらっしゃいます。


 ただ種類が多いため絶版になる色も多いです。

 特徴:使い慣れているせいもあるのか中庸…というイメージが強いです。
    塗膜の強度や発色などなど…
    あと人によってなのですがうすめ液が使いづらいという意見も聞きます。
    自分はガイアの塗装用うすめ液を使っているのでよく分からないのですが


 ガイアカラー:

 10年くらい前新規参入した比較的若いメーカーです。
 ビンは少し細長いボトルで量もクレオスより多いのでお得です。(最も種類が多いMr.カラーは10ml、元色系は18ml、ガイアのノーマルサイズは15ml)
 内蓋はクレオスと違って外蓋と独立、外蓋をはずしてから内蓋を開けます。
 内蓋をあけるとき油断すると指が汚れてしまうのが少し困ります。
 
 色はクレオスほどではないのですが結構多いですね。
 AFV、飛行機、鉄道模型、車などのスケールモデル向けですがキャラクター向けの製品もあります。

 クレオスほど販路がなく、扱っている店が少ないのが欠点かもww
 色数は結構増えましたがクレオスほど多くはないです。

 毎回造形イベントに企業出展されていてイベント限定カラーが買えるのもうれしいです。
 ちなみにじぶんがサフレス塗装につかっているフレッシュもガイアの限定品です。

 性質はクレオスに似ています。(後述するフィニッシャーズが特殊なんですが)
 パールカラーやプライマー、モデリング用の便利グッズなどのラインナップも楽しい…
 失敗製品もありますが(個人的にメタルプライマーとかパールカラーとかw)

 ちなみに塗装用うすめ液は同社のブラシマスターを使っています。
 なぜかクレオスのうすめ液は粒子があらく、上手く塗装できないのです。
 AFVなどではあまり問題にならないのですが、カーモデラーなんかはクレオスのうすめ液は使いたくない…
 という人も多いとかw
 ガイアはメタルカラー向けのうすめ液があるのもうれしいですね。

 フィニッシャーズカラー:

 車のGKなどをリリースしていたメーカーのオリジナルカラーです。
 風邪薬のルルが入っていそうな瓶なのがいかにもガレージキットっぽいというかマニアックです。
 内蓋はガイア同様、外蓋から独立しているのが面倒です。

 クレオス、ガイアと同じラッカー系ながら少し特殊です。
 まずカラーのラインナップですが車向けに特化(というかカーモデル向けのみ)しています。
 僕は車のことは全く分からないのですが、説明をよく見ると細かくカテゴライズされています。

 車向けなので塗料の性質もほかの2社とかなり異なります。
 まずカーモデルの塗装を前提とした製品なので、エアブラシの吹きつけ要領を勉強しておく必要があるみたいです。


 それとうすめ液は専用のものを使うこと…色によってまちまちですが特にクレオスのものと相性が悪いみたいです。
 専用うすめ液(ピュアシンナー)はラッカーシンナーほどではないにせよ溶剤が強くプラを溶かしてしまうことがあるので他社製品と混ぜて使う人も多いとか…レジンキャストでは問題にはなりませんが。
 乾燥がはやく他社のものと比べて艶が出るのは流石カーモデル専用カラーといったところです。
 ※艶と乾燥の速さを求めるなら純正のラッカーシンナーを使う手もあります。
 最も模型用うすめ液と比べ物にならないくらい臭いですが…
 自分はラッカーシンナーを使うときは必ず屋外で作業しています(塗装を失敗してドボンwww)

 特徴:人によってなんですがうすめ液の臭いがきついです。
    艶あり塗装を前提とした商品なので他社のものよりラッカーシンナーが多いみたいですね。
    ラッカーはDIYで売っているラッカーシンナーで薄めるといい艶が出るのですがあまりに臭いので(自殺行為)
    塗膜はかなり頑丈です。砥ぎ出しも考慮しているみたいですね。艶もいい感じです。
    食いつきもよく、人に云わせるとスチロール樹脂(インジェクションキットの場合)の表面を溶かしながら
    塗料を喰いつける具合が丁度いいみたいです。
    レジンキャストでもちゃんとプライマーが効いていれば先ずはがれないかと…
    一度完全硬化するとシンナーでも溶けにくいみたいです。
    
    塗膜が強い半面、薄く希釈した場合では他社製品の下地のベースホワイトを侵食する可能性もあります。
    もっとも下地も同社のホワイト(ピュアホワイト、ファンデーションホワイト)を使えば問題ないのですが
    
   カーモデル向けのラインナップということもあってひじょうに発色が綺麗です。
   カーモデラーに限らず、ガンプラやモーターヘッド造っている方が本気の時はフィニッシャーズ…という
   話も聞きます。

   ただぼかし塗装には若干不向きみたいです。全く使えないというわけではないのですが…
   あえてぼかし塗装(シャドウ吹きなど)する場合は以前紹介したようなリターダー吹き※がいいようです。

   ※リターダー吹き(もともとはスケールモデルの猛者が考案したテクです。目から鱗ですよ)
    
    ◦塗料はうすめ液ではなくクレオスのリターダーマイルドで希釈します。
    ◦コンプレッサーの圧は強めに設定(0.2~0.3)
    ◦エアブラシのお尻のアジャスターをしぼって塗料の出る量を減らします。(アジャスターがない場合は
     ボタンの引き具合で調節)
    ◦対象に向かって恐れずw強いパワーで吹きつけます。
     塗料が少ないので細吹きになります。それにリターダーがはいっているので塗料は詰まりません。
     従来の細吹きテク(塗料を薄く溶いてエア圧を絞って塗装)とは真逆、度胸がいるので慣れが必要です。

    リターダーマイルドはクレオスの製品。もともとは筆塗り用の乾燥遅延剤(艶だしにも効果あり)なのですが 
    エアブラシ用うすめ液にもある程度ブレンドされています。
    リターダー割した塗料は細吹きにしか使えないのでスペアボトルのラベルに
    「リターダー入り細吹き用」とか書いておくといいです。
    ちなみに僕はシャドウ吹き用のベースカラー(ブラック+純色シアン+ホワイト+クリアー)はいつもストックしています。 
    欠点はある程度パワーがあるコンプレッサーじゃないと使えないという点ですね。
    クレオスの静音リニア型(L5だとエア圧は0.1~0.12くらい)なんかでは絶対に無理かも…
    慣れると二次大戦のドイツ夜戦でもドールのアイシャドウ・アイライン等なんでもいけます。

    以上の解説は立川ボークスで売っている「エアブラシ細吹きセット」(339円)の解説を参考にしました。
        リターダー(189円)+スペアボトル(75円)×2+解説(無料)…
 
     自分は半年くらい前ネットで初めて知ったテクニックだったのですが、理論づけて解説してくれたのはうれしいです。


   フィギュア塗る場合はベース塗装なんかに使うと効果があります。
   ベースホワイト2種はおそらく最強なのでは…
  ※ピュアホワイトは主に寒色系の塗装する下地に
   ファンデーションホワイトは主に暖色系を塗装する下地に使うと良いみたいです。
   塗膜強度・隠蔽率なんかは他社の追従を許さないですね。

   あと以前も書きましたがサフレス塗装の場合成型した箇所のリタッチにも使います。
   当ディーラーで使っているキャスト(ベルグのアイボリー)とフィニッシャーズのアイボリーホワイトがほぼ
   同色なのです。乾燥すると溶剤にも溶けにいので薄目に希釈したフレッシュでもにじまないのもうれしいです。
   
   レジンの場合パーツを洗浄後プライマー吹き、そのあとでフィニッシャーズのベースホワイト吹きというのが私の知る限り最強です。
  
   丁寧に仕上げる場合は一旦白をふいてから気泡チェック、発見したら面相筆で原液でリタッチ、乾燥したらスポンジやすりの目の細かいもの(♯1200~1500)で整形…というのがいいみたいです。

   ただくれぐれも塗装環境を整えてから作業して下さい。
   塗装ブースをしっかり回さないと大変なことになります~
   薄め液も臭いが強いですし。
   なんというか接着剤と除光液を足して割ったような臭い?

   
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  1. 2012/12/20(木) 15:20:22|
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