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ロデンバッハはメイド服の夢を見るか?~甘いみつの部屋ブログ~

2011年5月5日トレジャーフェスタin有明5で原型師デビュー。まだ出来ることは少ないですがよろしくお願いいたします。

顔量産します。

 型がとれたのでいよいよキャストを流し込んで量産します。

 まず使用キャストは↓

 生産代行でおなじみな?RCベルグ製ファインキャスト・アイボリー(120秒硬化)です。
 HPで通販出来ることは何故だかあまり知られてないようで、ベルグのシリコンやキャストを使っている人は少ないみたいですね。
 盛夏は180秒硬化タイプを使います。硬化後の品質は120秒と変わらないのですが、何故か180秒硬化の方が少しだけ高いです(120秒:1475円/kg、180秒:1575円/kg)

 以前も記事に書きましたが、成型色は淡く上品なアイボリーなのでサフレス塗装には最適です。
 僕自身出来ればサフレスで塗装できる成型色の方がいいですし、お客さんにも「サフレス塗装できる(成型色)」か「業者抜きw」かと聞かれることも多いので好んでベルグのアイボリーを使っています。(業者抜きは今の実力では夢のまた夢ですが)

 キャストも適度な硬度・粘り気があり加工しやすいです。
 他社のものと比べると紫外線にも強いかもしれません。なぜかあまり“日焼け”しないみたい…

 欠点は…
 キシレン臭が他社の製品と比べて強い?
 湿気を吸いやすい?
 くらいです。
 湿気対策はどこのキャストも変わらないですね。

 あとカラーキャストも通販で買えます。
 180秒タイプしかないようです。


 離型剤もベルグのものを使っています。
 MR101です。
 角缶に入っていていかにも業務用ですね。
 500ccで3517円と若干高価な気もしますが、1/8サイズなら120個以上抜けそうです。
 自分はエアブラシで型に吹きつけて使っています。
 サラサラしているのでシリコンスプレーを使ってパーツが梨地になる…というようなトラブルは起きません。
 ただ使用するときは必ずマスクを着用してください。
 ベンゼンみたいというかほとんど燃料のような臭いがしますw

 テストショットします。
 ちゃんとキャストが流れているか確認します。
 
 まず離型剤を吹きつけ、ベビーパウダーを使います。
 ベビーパウダーはモールドが入り組んだ箇所にもちゃんとキャストが流れてくれるようおまじないです。
 ベビーパウダーを付けた箇所は液状のキャストが表面張力でまるまって流れやすくなります。

 うまく流れない箇所があればデザインナイフを使って型を改良します。
 
 流すキャストの目安は…
 単純に原型の重さとほぼ同量です♪
 もちろん小パーツのみのランナーだとランナーの方が体積が大きいので参考にはなりませんが。

 スカルピー原型の場合はキャストより比重は大きいのですが、ランナー等で使用量も増えるので全体量ではほぼ原形と同じ重さになるみたいです。
 電子秤であらかじめ測っておいた重量+αを流してみます。
 少し多めに混ぜるのは想定よりキャスト量が多かった場合に備えるためです。
 このときノートにA+Bの全体量とそれぞれの量を書いておくと間違えないです。
 一通り流せたら、余ったキャスト量を測ってより正確な値を計算します。

 一応きちんと流れていれば一安心ですね~

 キャスト量が計算できたら、ノートに書き込んでおきます。
 1枠ごとキャストを測っていると面倒なので、量産する際は何枠かまとめて流します。
 室温にもよりますが、今の季節だと大体3枠位は一緒に流せます。
 キャストを出来るだけ大気に触れないようにするためでもあります。
 キャストは大気中の水分を吸収しやすく、水分を含んだキャストは硬化熱で水蒸気になり気泡の原因にもなりますので、計量は出来るだけすばやく行います。
 計量後、注ぎ口についたキャストをティッシュなどでふき取ると良いです。
 細かいことですが、量産したキットの質に直結するのでそういう注意が必要です。
 
 キャストが硬化したら型から取り出します。
 湯口からこぼれたキャストが押しても指紋が付かなくなったら大丈夫です。
 型から取り出す時は部品を破損しないよう注意して下さい。
 シリコン型も優しく扱うと長持ちするので、部品の形状も考慮して丁寧にはずしてください。

 成形した部品を外す瞬間はうれしいものです。
 ただイベント直前など一度に量産するのは結構大変です。
 キットのサイズ・部品点数にもよりますが一日10個くらいが限度でしょうか?
 マスクを着用しているとはいえキシレン臭やベビーパウダーは体に悪いので…

 神戸では一日で2種15体ずつ量産したので大変だった…もちろん丸一日かかりました。

 
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  1. 2012/11/06(火) 23:45:37|
  2. 這いよれ!ニャル子さん(ニャル)
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
<<スカートを直しています。 | ホーム | 型取りしています。>>

コメント

キャストの特性について詳しいですね。
僕はそこら辺、まったく無頓着ですので勉強になりますね。
微細気泡が入る原理、そう言う理由だったんですね。納得。
湿気で微細気泡入ると言う事は漠然と分かってましたが
原理が分からないので、ないがしろにしてました。
ベビーパウダーも然り。
人によっては 『毛細管現象で』 なんて言ってますが
それってパウダー詰め込んでるってことじゃないかw?
変だよな、ってw。
なので余分なパウダーは飛ばしてから流してましたが正解でしたw
何となくイメージで、細い流路に気泡噛んで流れが止まった時
液体に表面張力発生させたら、気泡押し上げて流れるんではないか?と。
あくまでイメージなんで間違ってるかも知れませんがw

今のトコ、ベルグの製品に不満があるとすればMR01の臭いだけですw燃料そのものwww
  1. 2012/11/09(金) 22:18:22 |
  2. URL |
  3. 野兄貴 #-
  4. [ 編集 ]

量産うまくなりたいけど

 キャストは化学反応で硬化するのでどうしても熱がはっせいするみたいですね。
 化学式の“↑”ですね。


 微細気泡の一番嫌らしいのはパーティングラインに沿って入るパターンでしょうか…
 注ぎ口に少し泡が出てくるくらいならあまり問題はないのですがw

 単純に彫刻刀で彫り込んでシアノンで埋めていけば良いのですが、夏場とか大手さんでも結構多いのですよ。
 正直申し上げるとトレードして頂いたたま姉に同様の気泡が入っているかと危惧していましたが全くなかったですよ。
 まだ暑い頃に量産されたはずなのに非常に気を使って下さっていたようでありがたいです。

 ちゃんと湿気対策さえしてやれば気泡まみれになることは防げるみたいです。


 ベビーパウダーは鼻先とか髪の毛の先とかに重点的に使っています。
 離型剤吹きつけ後模型用の安い平筆で軽くまぶしてからはたいております。 


 今までで一番へんなベビーパウダーの使い方…
 修羅場でテンパってA液同士を混ぜていつまでも固まらない…気づいてから中のAを捨てるが型がべとべと気持ち悪い→ティッシュで拭き取ってからベビーパウダーをまぶす→一回捨てるつもりでキャストを流す→ベビーパウダーまみれの複製を捨てたらリトライ~

 べとべとしたままでも良かったのかもしれませんがwww
 
 始めて量産したときはべとべとを水で洗ってwまだ水分が残っている状態でキャストを流して酷い目に合いました。
 型に水分が多いと複製が気泡まみれになるだけではなく、型そのものを破壊するのです~
 キャストが型からはがれなくなるのでwww
 壊した型は刻みシリコンに化けましたが~

 
 慣れている人は粘土の埋め方次第とおっしゃるのですが~
 どうしても通常の2面型では抜きづらい場合は「たいやき型」を作ると良いみたいです。
 薄くて細かい原型に使うやり方なのですが、注ぎ口を造らず平らな型に水平にキャストを流し込み、上から型で抑えるというものですね。パーツの四方をランナーで囲っているやつです。
 

 お隣の夢祭さん教わったのですが…軍艦キットの小パーツ、フィギュアの襟など薄いパーツに硬化を発揮するみたいです。

 ちょっと文章では分かりづらいのでもう少ししたらブログにアップ出来ると思います。
 
 MR101臭いですよね…
 ハンドピースのカップに注ぐとき向こうが揺らめいて見えるので、どれだけ揮発性が高いかよく分かるのです。コワッww


 PS

 差分のパーツ量産を週末に予定していましたが、天気次第では少し遅れそうです。
 本当に申し訳ないです。

 ベルグからはもうキャストが届いたので頑張ります。

 インドカレーはスパイスのセットですね。
 中野にあるインドカレー屋なのですが、一般的なデリータイプ(乳製品が多くてナンを付けて食べる)ではなくてコメが主食でハーブ類も良く使う南インドタイプなのです。
 タマリントのようなベトナム料理でおなじみな食材も使うわけで少し東南アジアよりなのかもしれません。
 一時期南インドカレーが流行りそうな予感もあったのですが(TVなどでも地味に煽っていたw)結局流行りませんでした。
 東京スカイツリーの近くに南インド・スリランカ料理の名店があるのでいつか行ってみたい~
 何ヶ月も予約は埋まっているとか。
  1. 2012/11/10(土) 04:43:08 |
  2. URL |
  3. chambremielee #6Ttajxwc
  4. [ 編集 ]

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