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ロデンバッハはメイド服の夢を見るか?~甘いみつの部屋ブログ~

2011年5月5日トレジャーフェスタin有明5で原型師デビュー。まだ出来ることは少ないですがよろしくお願いいたします。

サフレス塗装

 ちょっとサフレス塗装の件でコメント頂いたので少し書いてみます。

 先ずは少しおさらいを…

 サフレスとはグレイサフを吹かないキャストの成形色を生かした塗装のことです。
グレイ(若しくはホワイト)サフを吹かずにメタルプライマーをキャストに吹きつけてから、クリアーでごく薄く調合した肌色を吹いていきます。意外と調合がシビアかもしれません。何しろ“ごく薄く調合する”ので試し吹きしてもなかなか判断できないのです。
 そこで出来合いのサフレスカラーで一回調合の具合を確認してみるのはどうでしょうか。

 ガイアノーツの「ユキフレッシュ」です。

 このまま色調は若干イエローが強めです。人の肌というよりセルロイド人形に近くなるかも(自分は好きなんですがね)
 これにごく微量同社の「ディープサフレスピンク」を混ぜるとお手軽にいい具合の美少女肌?になります。
自分も以前はパールを混ぜたりして少し凝った(つもりの)肌色を作っていたのですが、今では少し手を抜いています。もちろん元絵に合わせて肌色を調合していますが…肌色も少し黄色が強いのと、赤味が強いの2色必要になることもありますし。

 話を少し戻します。

 プライマーは念のため2回吹きつけます。吹きつける前にパーツはスポンジやすりで(600~800番)軽く表面荒らしておきます。プライマーはアサヒペンのメタルプライマーを推す向きも多いのですが、まだ試してません。昔ながらのクレオスのメタルプライマーを使っています。
 プライマーを吹くとパーツがクリアーを吹きつけたようにテカテカになります。自分はこの状態が結構好きなんです。
 
 一部気泡埋めなどで色が変わってしまった個所はリタッチします。プライマーが乾いたら件の箇所だけフィニッシャーズカラーの「アイボリーホワイト」を吹きつけます。
 うちで使っているキャスト(RCベルグのアイボリー)だとほとんど色調節しなくても大丈夫です。

 リタッチした箇所が乾いたら、目だけマスキングします。そのあと耳元(や目元)に面相筆で軽くフレッシュを書き込んでいきます。ラッカーで流し込みをするわけですが、上から塗装しているうちに完全に同化してくれます。
 いよいよフレッシュを吹きます。まずは少し奥まったところから吹いていきます。はじめはほとんど色がついていないように見えますが、根気強く吹きつけていきます。
 意外と吹き忘れが多いのは額の上の方ですね…たいていの場合前髪に隠れるところなのですが鼻先と同じくらいの明度ではおかしいのです。
 
 少し顔色が濃いかな…と思えるくらいが丁度いいです。あとに艶消しクリアー(半艶程度でも)吹くとどうしても白っぽくなるので
 生乾きの状態で目のマスキングを取ります。少し毛羽立った個所は薄め液をしみこませた面相筆で軽くならします。

 以上で顔のサフレス塗装はおしまいです。手足も同様に塗装します。

 10年以上前にイベントディーラーの方々の間で流行りだしたサフレスですが、“クリアーに赤、黄を混ぜてフレッシュとする”というのは少し古典的になっているかもしれません。
 フィ二ッシングに限ったことではなく造形シーンそのものも日々進化しているので日頃から人様の技法に目は離せませんね。

 ※ガイアノーツの「ユキフレッシュ」「ディープサフレスピンク」ともにイベント限定の商品みたいです。私は毎回買っているので結構ストックがあるのですが…
 旧サフレスセットはかなりクリアー分が多めで塗装には結構根気が要ります。

 あとユキフレッシュに限らずガイアのサフレスフレッシュシリーズは染料系なのかもしれません。
ラベルの成分表を見ると“顔料(染料)”と記載されており、あまりはっきりしないのですが…
雑誌やプロの原型師さんの記事を見ると、染料系は褪色対策のため使用しないほうが良いと書かれているので、気になる人は少し注意した方が良いかもしれません。
 次回のイベントでガイアさんのブースで確認してみます。“顔料系”じゃないから買わないとは言いづらいなww
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  1. 2012/05/12(土) 13:43:26|
  2. フィギュア
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

ほうほうほうほー、実にありがたい記事です。
先日聞いたお話で、サフレス塗装してみようと思ってたものの、
実際踏み切れるかどうかは別の話でした。
でも、今度こそサフレスでいってみようと思います。
この記事、このまま残していてくれるとありがたいです。
ブログの文章がどのくらい残るか判りませんが(^ω^)
psトップコート吹いても退色はとめられないのでしょうか?
  1. 2012/05/15(火) 22:28:13 |
  2. URL |
  3. ねこの #-
  4. [ 編集 ]

サフレスというより…

 僕はサフレス塗装が好きというより、サーフェイサーが怖いのかもしれません…
 サフ恐怖症というか、サフ・フォビア?
 肌色部分以外もプライマー吹いてからホワイト吹くだけですので…

 褪色はサフレス塗装というより通常塗装でも起こりうりますよね~
赤から退色して、次は黄色、青という具合に(古いGK完成品を見ると死人の肌にorz)
 ただサフレスで仕上げると褪色よりキャストの“紫外線”焼けの方が怖いかもしれません。成形色がホワイトでもアイボリーでも塗装しないまま太陽光にさらし続けるとキタナイ茶色に日焼けすることがあるので…
 通常塗装と比べ、クリアー色を吹きかさねているだけですのでダメージは大きそうですね。
 完成品代行業者の依頼品の画像を見ると通常塗装が多いのを見ると、やはりサフレスだと保障が出来ないからかな~と思っています。
 レプリ誌で毎回サフレス塗装の記事を書いている業者さんもトップコート(クリア)をかなり多めに吹いているみたいです。艶消しコートで“ある程度は”褪色・キャスト焼け”を抑えられるみたいです。

 ただ自分の造った完成品は室内灯レベルではあまり経年劣化してないようですね。あと塗膜も通常塗装より脆弱ということはないみたいです(むしろクリアー色を厚吹きしている点ではかえって頑丈かも)
 流石に太陽光にさらし続けるとまずいと思いますがww
 
 イベントでお客さんに見せるサンプルならその日だけ表に出せばいいので問題はないかと思いますよ。

 自分がサフレス塗装するのは通常塗装より単純に“楽”である点と、PVC完成品(コールドキャストは除きます)を見なれた一般客だとサフレスの方が馴染みやすいと思っているからです。
 PVCも大抵は肌色の成形色に肌の赤味(シャドウ)を吹き付けているのでサフレスの応用ともいえますし、中国の工場に送るサンプルデコマス(製品のパッケージやイベント展示品など)もプロのフィニッシャーがサフレスで仕上げていることが多いので
 
 ちょっとヤ○ザなお話をひとつ…
 
 PVCフィギュアのマ改造代行業者は
 まずPVCを型取り・リキャスト→マ改造(脱がすw)→改造パーツを再度型取り・カラーレジンでリキャスト→PVCっぽく赤味だけ軽くサフレス塗装
 
 というようにに製作するらしいです(私はやったことありませんが)
 

 最近のトレンドはレジンの成形色を生かしながら、薄い肌色を吹いていくやり方でしょうか…ガイアのサフレス塗料に白を混ぜて薄い肌色を造ったり、オリジナルの肌色をクリアで薄めたりして、吹き重ねていく人も多いみたいです(ミリメートルモデリングさんやボークスのフィニッシャー氏等)

 
 ※夢祭さんのキットはとても質がいいので、サフレスをお客さんに勧めても問題はないかと思います。僕が手にしたキットは肌色部分は傷埋めはしなくて済みそうだったので~いっそのこと肌色パーツだけカラーレジンにしても…というレベルなので
 お使いのキャストもかなり薄いアイボリーなのでサフレス向きかと思います。
ただ(あくまで個人的な好みですが)ハイキャストやKOTOBUKIYAキャストよりベルグのキャストの方がいいかもしれません。ベルグのものと比べると他の2社は若干ですが、青みがかっているように見えるので(でも塗装するとかえって良いかも)

 私は別にベルグのまわしもんじゃないですよww
  1. 2012/05/16(水) 02:20:02 |
  2. URL |
  3. chambremielee #6Ttajxwc
  4. [ 編集 ]

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