ロデンバッハはメイド服の夢を見るか?~甘いみつの部屋ブログ~

2011年5月5日トレジャーフェスタin有明5で原型師デビュー。まだ出来ることは少ないですがよろしくお願いいたします。

顔差分パーツ

 先月の神戸TFで頒布した「ニャル子さん」の差分パーツを量産しています。
 明日中には頒布した個数分は量産は終わります。

 ご連絡頂いた方から順次お送りいたしますので、引き続きEメール・コメントをお待ちしています。
 もし頒布したキットに不足・成型不良パーツがありましたら、重ねてお知らせください。
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  1. 2012/11/14(水) 21:09:54|
  2. 這いよれ!ニャル子さん(ニャル)
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顔量産します。

 型がとれたのでいよいよキャストを流し込んで量産します。

 まず使用キャストは↓

 生産代行でおなじみな?RCベルグ製ファインキャスト・アイボリー(120秒硬化)です。
 HPで通販出来ることは何故だかあまり知られてないようで、ベルグのシリコンやキャストを使っている人は少ないみたいですね。
 盛夏は180秒硬化タイプを使います。硬化後の品質は120秒と変わらないのですが、何故か180秒硬化の方が少しだけ高いです(120秒:1475円/kg、180秒:1575円/kg)

 以前も記事に書きましたが、成型色は淡く上品なアイボリーなのでサフレス塗装には最適です。
 僕自身出来ればサフレスで塗装できる成型色の方がいいですし、お客さんにも「サフレス塗装できる(成型色)」か「業者抜きw」かと聞かれることも多いので好んでベルグのアイボリーを使っています。(業者抜きは今の実力では夢のまた夢ですが)

 キャストも適度な硬度・粘り気があり加工しやすいです。
 他社のものと比べると紫外線にも強いかもしれません。なぜかあまり“日焼け”しないみたい…

 欠点は…
 キシレン臭が他社の製品と比べて強い?
 湿気を吸いやすい?
 くらいです。
 湿気対策はどこのキャストも変わらないですね。

 あとカラーキャストも通販で買えます。
 180秒タイプしかないようです。


 離型剤もベルグのものを使っています。
 MR101です。
 角缶に入っていていかにも業務用ですね。
 500ccで3517円と若干高価な気もしますが、1/8サイズなら120個以上抜けそうです。
 自分はエアブラシで型に吹きつけて使っています。
 サラサラしているのでシリコンスプレーを使ってパーツが梨地になる…というようなトラブルは起きません。
 ただ使用するときは必ずマスクを着用してください。
 ベンゼンみたいというかほとんど燃料のような臭いがしますw

 テストショットします。
 ちゃんとキャストが流れているか確認します。
 
 まず離型剤を吹きつけ、ベビーパウダーを使います。
 ベビーパウダーはモールドが入り組んだ箇所にもちゃんとキャストが流れてくれるようおまじないです。
 ベビーパウダーを付けた箇所は液状のキャストが表面張力でまるまって流れやすくなります。

 うまく流れない箇所があればデザインナイフを使って型を改良します。
 
 流すキャストの目安は…
 単純に原型の重さとほぼ同量です♪
 もちろん小パーツのみのランナーだとランナーの方が体積が大きいので参考にはなりませんが。

 スカルピー原型の場合はキャストより比重は大きいのですが、ランナー等で使用量も増えるので全体量ではほぼ原形と同じ重さになるみたいです。
 電子秤であらかじめ測っておいた重量+αを流してみます。
 少し多めに混ぜるのは想定よりキャスト量が多かった場合に備えるためです。
 このときノートにA+Bの全体量とそれぞれの量を書いておくと間違えないです。
 一通り流せたら、余ったキャスト量を測ってより正確な値を計算します。

 一応きちんと流れていれば一安心ですね~

 キャスト量が計算できたら、ノートに書き込んでおきます。
 1枠ごとキャストを測っていると面倒なので、量産する際は何枠かまとめて流します。
 室温にもよりますが、今の季節だと大体3枠位は一緒に流せます。
 キャストを出来るだけ大気に触れないようにするためでもあります。
 キャストは大気中の水分を吸収しやすく、水分を含んだキャストは硬化熱で水蒸気になり気泡の原因にもなりますので、計量は出来るだけすばやく行います。
 計量後、注ぎ口についたキャストをティッシュなどでふき取ると良いです。
 細かいことですが、量産したキットの質に直結するのでそういう注意が必要です。
 
 キャストが硬化したら型から取り出します。
 湯口からこぼれたキャストが押しても指紋が付かなくなったら大丈夫です。
 型から取り出す時は部品を破損しないよう注意して下さい。
 シリコン型も優しく扱うと長持ちするので、部品の形状も考慮して丁寧にはずしてください。

 成形した部品を外す瞬間はうれしいものです。
 ただイベント直前など一度に量産するのは結構大変です。
 キットのサイズ・部品点数にもよりますが一日10個くらいが限度でしょうか?
 マスクを着用しているとはいえキシレン臭やベビーパウダーは体に悪いので…

 神戸では一日で2種15体ずつ量産したので大変だった…もちろん丸一日かかりました。

 
  1. 2012/11/06(火) 23:45:37|
  2. 這いよれ!ニャル子さん(ニャル)
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型取りしています。

 ニャル子さんのスペアヘッドの型取りをしています。
 現在片面を流して硬化待ち、明日中にリバースを流せば今週中には作業が終わりそうです。
 頒布したキットに使ったキャストがあまり残っていないのでRCベルグさんに発注しました。
 再販分と抱き合わせて量産するのでもうしばらくお待ちください…

 新しく造った頭部パーツです↓

 本当はスカルピーで造った原型をいじる方が早いのですが、気持ち的に残しておきたいので量産したパーツを改造しました。
 ニコ動で第一話は見ながらの改造…実は1時間くらいしかかかっていません♪
 それでもスペアヘッドがあった方が嬉しいはずですよね?

 パテ類は使わず、シアノンとアルテコパウダーのみで作業しました。
 グレーサフを吹いていないのでそのまま使えそうですね。
 
 作業は:
 まず左目と口をシアノンで埋めます。
 一度に大量に流し込むと内部まで硬化するまで時間がかかるし、アルテコプライマーを吹くと気泡が入る原因※にもなるので少しずつ流し込みます。流し込みとスプレーを2~3回繰り返すといいです。

 ※どうやら内部が硬化不良だと起きるようです。成型不要のキャストのように削ると気泡まみれになって面倒…
 
 あとは資料を見ながら睫毛を盛り上げていきます。
 アルテコパウダーを混ぜるとシアノン単体より“盛り”が効くのですが脆くもなる訳でして、睫毛の加工では
 1回しか使いませんでした。
 口は埋めてから極細マジックなので目安を付けてから平刀で彫り込みます。
 次に唇や人中など爪楊枝の先にシアノンをつけ少しずつ盛っていきます。
 片目を閉じているのでいびつにならない程度に左側の口角をあげています。
 口角下は平刀でほんの少しだけ彫り込みます。
 あまり彫り込み過ぎるのも良くないのですが、浅過ぎるとモールドに見えないのでほどほどに…

 口を開けている状態からの改造なので下顎を少しだけ削ります。
 
 前髪・後髪を取りつけて違和感がなければ完成です。


 お手軽ですがこんな感じで小改造は終わりました。
 シアノンを使うと改造した箇所は白くなるので、少しリタッチするだけでサフレス塗装が出来ます。
 魔改造する方とかにお薦めですよ。


 そんなんで型取りをします。
 シリコンはここしばらくボークスの透明シリコンを使っています。
 
 価格は3360円/kg、最安シリコンが2200円/kgなので少々高価ですが、耐久性等を鑑みると
 cp比は高いですね。
 離型剤を使わないと20個くらいまで、離型剤を丁寧に使うと50以上は量産出来ます。
 最も硬化剤の劣化や攪拌不良が原因で雌ダボなんかがもげることもあるのですが。

 メリット・デメリットを整理すると…

 長所:◦値段の割には型の持ちが良い(量産向け)
    ◦硬化時間が他と比べ長いので※気泡が残りにくく、のんびりと作業ができる。
    硬化時間が短い製品だと作業時間も短く、結構慣れが必要なので、ビギナー向けといえるのかも
    ◦透明なので量産の際、型からパーツを外す前に成型状態を確認できる(少しうれしいくらいですが)

 短所:◦経年変化による収縮率が少し大きい(最もどんなシリコンでも多少は縮みますが…)
    ◦硬化時間が長く、イベント直前に修羅場だと困る…(長所でもあるのですがw)
    一応室温23℃で硬化まで24時間かかるそうですが、夏季だと12時間くらいで固まっています。
    ◦硬化剤が無色透明なのできちんと攪拌出来ているか確認しづらい。
    ◦何故だか硬化剤単品で購入できない(硬化剤は開封後きっちり密閉しておけば意外ともつのですがw)

 
 ちょっとwebで調べたのですが、ボークス透明シリコンは信越のKE‐1314という製品と同じものなのかもしれません。少量でも購入できるか信越さんに聞いてみよう…



 粘土埋めはほいく粘土を使っています。何種か試した中で一番好みでした。
 
 温かい季節は油粘土も滑らかなのですが寒くなると固くなります…
 電子レンジで加熱すると柔らかくなって作業しやすくなるそうですが、調理に使っているもので加熱したくないですよね…リサイクルで数千円で購入できるとはいえレンジを置くスペースがないし。

 何回かシリコンを流すと油粘土も劣化します。
 滑らかさを失うと作業もしづらくなるし、作業中に原型を破損させてしまう等の事故の原因にもなるので
 こねにくくなってきたら処分しています。

 ブロックはクレオスの青いブロックを使っています。
 ロングタイプも発売されているらしいですね~
 一度に何枠も型を造ることが多いので大量に持っています。
 部品配置はエア抜けやランナー造る位置も念頭にしながら考えます。
 意外と慣れが必要です。
 自分も何回か失敗してみて少しずつ覚えました。

 まず部品を適当に配置してみてデジカメで撮影してみます。
 ブロック枠に収まるかどうか確認します。

 たいがいの場合アンダーフロー式です。
 手流しの常圧注型なのでエア抜きを考慮するとアンダーフロー方式の方がいいはずです。
 パーツ下のランナーを通す分だけ余分にシリコンを使うのですがw

 まず大きいランナーをプラ棒等を埋めて作ります。
 角棒、丸棒、割りばしなんでもかまわないのですが、丸棒の方がキャストが流れやすく型にも負担がかかりにくいかもしれません。
 指先などのエアを逃すためのランナーも粘土埋めの過程でうめられるだけ作っておきます。
 シリコンを加工してランナーを作るよりきれいにできますし、型への負担が少ないパーツが出来ると思いますので。

 まず片面を流します。
 少し高い位置からシリコンを少しずつ流して、エアを巻き込んでいないか確認しながら丁寧に作業します。
 特にダボが出来るところは気泡が入りやすいのでよく確認してください。
 
 刻みシリコンを投下します。
 自分はけちなので旧いシリコンを細かく刻んだものを可塑剤として大量に使います。
 最近は重量の3割くらいは刻みシリコンですね。

 経年変化で収縮すると歪みの原因になるのですが、作成後数か月内の量産であれば特に問題ないみたいです。
 原型に触れなくて深度があるところに重点的に投下…流し込みと投下が交互になるので少し面倒なのですがw

 
 シリコンが硬化したら一旦ブロックからはずします。
 原型を破損しないよう、外さないよう慎重に油粘土を取ります。
 まずはぺりぺり…
 パーツの隙間に油粘土が残るとバリの原因にもなりますので出来る限り丁寧に取り除きます。

 リバースを流します。
 まずシリコン同士がくっつかないようバリアコートを塗ります。
 バリアはラッカー塗料でも床用ニスでも良いみたいですが、私はクレオスのバリアーを使っています。
 クレオスのシリコンバリアー(夢祭さんは蛆殺しと呼称)は量産時離型剤としても使えるらしいです。
 パーツにつかないよう刷毛等で塗っていきます。
 シリコン同士くっつくと悲劇なのでorz念のため2回塗ります。
 結構じゃぶじゃぶ塗っています。

 リバースも片面と同様に流します。
 何故かリバースの方がシリコンの使用量がすくないですね。
 シリコンを流す前に原型がずれてないか確認してください。
 意外と原型がずれる事故多いですw

 リバースが硬化したら枠から外します。
 次にA面B面を原型を壊さないよう慎重にはずしていきます。
 ちゃんとバリアーが効いているとぺりぺりと気持ちよく外れてくれます。(この瞬間が結構好きです)
 
 ちゃんとキャストが流れるようランナーを加工します。
 デザインナイフや彫刻刀を使いながら慎重に作業して下さい。
 
 A・B面どちらも面取りをして終わりです。
 へりが盛り上がっていると量産の際トラブルの原因にもなりますので忘れずに



 最後にちょっとした型抜きのコツを記載すると…

 ◦シリコン節約のため、原型は出来るだけ高さ(厚み)の出ないように分割する。
 
 ◦1枠にあまり多くのパーツを入れすぎない…
  パーツの高さによって細かくグループ分けする方がいいです。
  型の量が増えると量産が面倒になりそうですが、ベニヤ板ではさんで輪ゴムでクランプする手間は意外と
  変わらないようです。
  1枠辺りのパーツ数が少ないとリスクは少ないですし。
 
 ◦粘土埋めは出来るだけ丁寧に行う…
 パーティング ライン付近はパーツに対して垂直になるよう粘土を埋める。
 
 ◦パーツはあまり詰めすぎないよう少し余裕を持たせる…
 シリコン量は節約出来ても部品がとり出しにくくなります。
 もっとも自分はかなり吝嗇なので同様の失敗を繰り返しますww
 
 ◦原型はあまり深く粘土に埋めない…
 リバース流す時、原型が不安定になりパーツのずれの原因になります。
 神戸TF前に造った方ではありませんでしたが、それ以前は毎回1~2個ずれが原因でやりなおしていました。
 
 ◦型の四辺はある程度余裕を持たせる…
 各辺1.5cmくらいあれば大丈夫でしょうか。
 アンダーフロー式だと特に下辺は余裕を持たせておくと良いです。
 あまり余裕がないとキャストが漏れる原因にもなります。
 はじめて型取りしたときはキャストが漏れるわでかなり強めに型を締め付けた結果、歪んだものになりました…

 思いつく限り挙げてみましたがこんなところでしょうか。
 

 大体このようにして型をつくっています。

 今回のニャル子さんはランナー作りや部品配置の練り込み不足で、結果としてランナーから取り出しにくいものになってしまいました。本当に申し訳ございません。


 次回は量産編です。



  
 
  1. 2012/11/06(火) 21:08:13|
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ニャル造るよ~step3

 基本塗装も終わったので最後の仕上げについて書きます。

 
 1)顔の瞳入れ・メイク

  瞳入れはタミヤエナメルを使い筆塗りで仕上げます。
  
 エナメルを使う理由は…
 ◦ラッカーより伸びが良く、乾くのに少々時間がかかるため塗り易い。
 ◦ラッカーの上にエナメルを重ね塗りする場合は失敗しても簡単に落とせる。
 やり直したいときはエナメルシンナーを湿らせた綿棒やティッシュで拭ってやれば簡単に落ちます。
 ◦ブレンディングが容易。ブレンディングとは予め下に塗った塗料を溶かしながら重ね塗りして色を
 なじませていくテクニックです。ラッカーでも可能ですがエナメルより慣れが必要です。
 こんなところでしょうか。 

 もちろん全てラッカー塗料を使って仕上げることもできますが、エナメルを使った方が楽です。
 ラッカーを使う場合はエアブラシ用薄め液にさらにリターダーを足して乾燥時間を延ばしてやると良いようです。リターダーなしで筆塗りしようとすると筆で塗っている途中から乾いてしまい、跡が残ってしまいます。


 まず塗りたい箇所の表面が(瞳入れの場合は主に眼球ですね)滑らかか確認します。
 表面が滑らかではないと筆で塗りずらいので、荒れている場合はクリアーを吹いて滑らかにします。
 意外と白目のマスキング跡がめくれ上がっているので、少しフレッシュを溶かして落ち着かせるのという
 効果もあります。


 いきなり瞳を入れ始めても良いのですが、先ずは睫毛を書き込みます。
 一応睫毛も立体化しているのですがイメージはそれぞれだと思うので臨機応変に対処してみてください。
 
 眉毛を書き込みます。
 一応髪の毛の色より少し濃いめに調色した色を使うのがセオリーなのですがイラストを見ながら塗ってみてください。

 ※面相筆は消耗品と思っているのでイベントでいつも購入している安いインターロンを使っています。
  丸筆はコリンスキーや猫など動物製の物が良いみたいです。
 
 
  細い線を描き込んでいく作業ですが、線が乱れたりはみ出し箇所は乾燥後エナメルシンナーを含ませた
面相筆で溶かしてきれいにします。黒眼の輪郭や頬の斜線?なんかも同様ですね。

 黒目の輪郭を描き込みます。
 輪郭を描かないで瞳を入れる人もいるのでそれぞれですね。
 自分は視線の目安にもなるし、イラストも意外に輪郭を描いたものが多いので描いていますが

 ここまで仕上げたら一旦ラッカーのクリアーを軽く吹きつけ軽くふたをします。
 もちろん瞳の内側を描いても塗料がにじまなければ良いのですが、セーブポイントということで。
 
 エナメルの上にラッカーは原則的にはタブーといわれていますが、完全に乾燥している上にあまり厚吹きしない程度に吹く分には問題はないかと思います。

 瞳の内部を書き込みます。
 基本色はクリアーグリーン+クリアーブルー、クリアーとブラックで少し調整します。
 まず上の方から書き込みます。睫毛下の暗色から徐々に明るくグラデーションがついているので、
 少しブラックを足した色をした塗りしてからブレンディングしていきます。

 虹彩を書き込みます。アニメイラストなので2次イラストに多い複雑なものと比べると簡単ですね。
 
 下方はホワイトを混ぜて明るくします。

 瞳孔を書き込みます。虹彩の明色より少し濃いめの色を塗ります。


 瞳の色が塗り終わったらいよいよハイライトを入れます。
 ハイライトを入れると一気に表情が生きるのがうれしいですね~
 ただハイライトの入れ方一つで視線も決まってしまうので、流行る気持ちを抑えて?丁寧に作業して下さい。


 ほほにチークを入れます。
 以前はクリアーを使いブレンディングするという面倒なことをしていましたが、最近はパステルで仕上げています。
 2次イラストは筆で書き込んだような塗り方が多いのでイラスト感を出すのには手描きでブレンディングするのもいいのですが…

 自分が使っているのはレンブラント社製のパステルです。
 大昔絵を描いていた頃に使っていたソフトパステルです。
 
 まず適当な髪にパステルをこすりつけて粉にします。
 イラストをよく見て何本かのパステルをブレンドします。

 綿棒を使ってチークを入れます。模型のふき取り用面貌ではない先端が太く柔らかい、普通の綿棒がいいです。

 チークがイメージ通りに入ったらラッカーのクリアーを吹いて保護します。
 斜線やハイライトが入っている場合はエナメルで書き込みます。


 すべての彩色が終わりました。

 艶の統一と塗膜の保護を兼ねて艶消しクリアーを吹きます。

 自分はガイアの艶消しクリアーを使っています。
 フラットベース分は必ず沈澱しているのでよくかき混ぜます。

 艶消しクリアーは少しずつ吹きつけます。
 軽く霧吹きするくらいの吹き方で艶消しになっているか確認しながらゆっくりと作業すると良いです。

 ※一度に厚吹きするとせっかくのグラデーションが流れたり、なかなか艶消しにならなかったりします。 

 靴だけ艶をつけたいのでティッシュで軽くなでで艶を出します。
 面倒でなければマスキングして靴のみ艶ありクリアーを吹けばいいのですが

 最後に組立ます。
 パーツ同士がこすれあうと簡単に塗膜は落ちてしますので、ゆっくり慎重に行います。
 艶消しを吹いた上に指紋が付くと汚れの原因にもなるのでティッシュなどで包みながら組み立てます。

 軸打ちしたところはアルミ線の先が固定できれば良いので軽く接着剤をつけるだけで大丈夫です。
 シアノンでも接着できますが、万全を喫してクレオスの美・接着剤を使うと良いでしょう。
 硬化まで少し時間がかかるのでマスキングテープなどでしっかりと固定します。
  
 

 完成しました。

 余力がある方はベースなども凝ってみてください。
 個人的にはフォークを大量に量産、乾山のように刺した上に立たせるのも面白いかと…
 TRPGっぽく多面ダイスの上に立たせるのも一興かな~
 
  1. 2012/11/05(月) 02:59:48|
  2. 這いよれ!ニャル子さん(ニャル)
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ニャル造るよ~step3

 いよいよ塗装編です。

 まず塗装のしやすいように爪楊枝などを持ち手として固定します。
 塗装中持ち手から落下すると悲劇なので(毎回必ずやりますがね)しっかり固定して下さい。
 
 もし塗装を失敗してしまったらラッカーシンナーで洗ってあげると簡単にやり直せます。(ドボン洗い)
 適当な容器にラッカーシンナーを少量入れて、失敗したパーツを入れます。
 容器を適当にからから揺らしてあげればあっという間に塗料は流れます。
 最後に一応綺麗なシンナーで軽く洗ってあげてから、もう一度中性洗剤で洗います。
 
 ※ラッカーシンナーは非常に有機臭が強いので屋外で使用することをお勧めします。
 それと長時間パーツをシンナーにつけておくのはNGです。
 レジンは無発泡ウレタンと云いながら多孔質なのであまり長時間シンナーにつけておくと、浸透して
 プヨプヨになってしまいます。最も数時間ならあまり問題はないのですが。


 基本塗装はすべてラッカー塗料を使いました。
 クレオス、ガイアノーツ、フィニッシャー等ですね。

 薄め液はリターダーが入っているエアブラシ用のものを使って下さい。
 リターダーの入っていないタイプは塗面が荒れたりつまりの原因になるのでお勧めできません。
 間違って購入したらクレオスのリターダーシンナーを混ぜればよいのですが…
 もしエアブラシ用薄め液でもトラブルが起きたらさらにリターダーを足します。
 盛夏や湿度が高い環境ではリターダーを足しますが、今時分は必要ないかと~ 



 プライマーを吹きつけます。
 希釈せずそのまま吹きつけます。
 私は昔ながらのクレオスのメタルプライマーを使っています。
 1瓶210円、大体半分くらい使いました。
 
 メタルプライマーを吹くと艶々になるのが嬉しい…吹き忘れがあると塗料がペリペリはがれるトラブルの原因に
 なりますので、念のため2度吹きます。

 肌色部分はサフレス塗装するので特に慎重に行います。
 プライマーが垂れたりしたら乾燥後、細かい番目のスポンジやすりをかけてから再びプライマーを吹きます。

 シアノンを埋めて白っぽくなった個所などレジンの成形色と異なる部分はリタッチします。
 フィニッシャーズカラーのアイボリーホワイトはベルグのアイボリーとほとんど同じ色なので、調色せず
 希釈して吹いています。

 目のマスキングをします。

 少し前の模型誌では細切りマスキングテープを淵につけてから、細かく切ったテープでうめていく…というような面倒な記事も紹介されていましたが、私はテープをマスキングしたい箇所に張り付けてから直にデザインナイフで余分な箇所を慎重に切り取っています。
 このときナイフの刃を立てるようにテープを切っていくと簡単に切れてくれます。
 余分な箇所が切れたら最後に爪楊枝の先でテープをなじませてやります。
 両目で5分かからないですよ。



 フレッシュ:以前は色々と凝った調色をしていたのですが、もっとも簡単なレシピを紹介します。

 ガイアノーツのユキフレッシュに同社のディープサフレスピンクを少し混ぜます。
 どちらもイベント限定カラー?なのですが…

 ユキフレッシュはそのままでは黄色味が強く(セルロイドのお人形っぽい?)少し血色をよくしたいので
 ディープサフレスピンクを少量加えます。

 試し吹きしながら理想の調合を目指してください。


 面相筆で耳など少し濃い色目になるところに塗料を流し込みます。
 エアブラシ吹きするのと同様の希釈した塗料を使うと良いですよ。
 少しはみ出ても吹きつけ後目立たなります。
 
 塗装するときの注意としてはいきなりパーツに彩色せずに白い紙なんかに吹いて確認後
 少しずつ吹くこと…調色を確認・それに吹き始めはニードル先に塗料が垂れていることも多いので 

 顔を塗装します。
 前髪で隠れる額は少し濃いめに吹きつけます。
 ただあまり書く吹きつけると酔っぱらったようなデレ顔wになるので慎重に塗装して下さい。


 両手足も同様に塗装します。
 ニーソやぱんちゅはマスキングはしないでそのままフレッシュを吹きます。
 透け塗装を狙ってもいいですし、隠ぺい力の強い白を吹けばちゃんと白くなります。
 

 最後に艶消しクリアーを吹くと少し白っぽくなるので気持ち濃い目に塗装するといいみたいです。
 顔の瞳にマスキングは塗料が生乾きの状態ではがします。
 あくまで生乾き、指で強く押すと指紋が付くくらいが良いです。
 あまり乾いていないと塗料は流れますし、完全に乾燥後はがそうとすると塗膜ごとテープに持っていかれるので
 注意して下さい。




 フレッシュ以外のパーツはプライマー塗付後ホワイトを吹きます。
 ホワイトプライマーを使いなれていればそちらでも良いのですが…

 よいベースホワイトの条件は

 1:隠蔽力が強い。
 2:カーモデルに使えるくらいに艶ありのきれいな仕上がりになる

 ということでしょうか?

 自分は何年も前に買ったWaveの徳用ベースホワイトを使っています。
 クレオスのクールホワイトもお薦めですが…なぜ徳用びんが出ない?




 シャドウ色:
 レシピは…

 純色バイオレット+純色シアン+ブラック+ホワイト+クリアー

 ※純色2色はガイアノーツのものです。クリアーを混ぜるのはあまり薄く希釈したくないからです。


 シャドウ色が乾いたらマスキングします。
 胴体パーツのフリル等はしっかりマスキングすると面倒なので、以下のように簡単にマスキングします。
 まだ色がついていない箇所は筆塗りで対処します。

 黒は…
 クレオスのブラックをクリアーで薄めたものを使いました。
 原作版は少しブラウンを混ぜると良いですよ。
 

 ※GKの塗装では意外と黒を使います(水彩油彩とは真逆)
 以前はクレオスの157スーパーブラックを使っていたのですが、現在絶版orz
 ガイアノーツの徳用ブラックはどうなのだろう?
 今回はクレオスの基本色ブラックを使いましたが、イマイチ深みのある黒く仕上がらないというか…

 
 市松柄は細かく切ったマスキングテープを使います。
 
 スカート部は一辺3~4mmの正方形に、胸リボンは一辺2.5mmほどの正方形で良いかと思います。
 スカートは意外とマスキングテープが必要ですね…
 カットマットにマスキングテープを張り付けてからデザインナイフでカットします。
 マットは100均のもので十分ですよ。
 あくまで各襞ごとに市松模様を整え、段でつじつまを合わせるように?します。
 皺部分は塗装中テープがめくれ上がらないよう爪楊枝を使ってしっかりなじませて下さい。


 エアブラシでブラックを吹いていきます。
 先にシャドウ部分を吹いてから全体を吹いていきます。
 

 ニーソ:マスキングしてからホワイトにクリアーを混ぜたもので透け塗装します。
     ホワイトが乾いたらほんの少しシャドウ色を吹きます。


 下着:ぱんちゅを塗装します。
 ニャル子さんは“魅惑の黒”、若しくは“情熱の赤”2択ですねwww
 最近は政純の白?もはいているらしいけど…

 “赤”のカラーレシピは

 シャインレッド+純色マジェンタ+クリアーレッド+クリアーオレンジ
 
 “黒”はブラック+クリアーを使いました。

 少しパールカラーを足しても面白いと思いますよ。
 

 透け仕上げを心がけたいので少し変わった塗装をします。

 まず肌色部分をマスキングします。

 次に下着色をドライブラシします。
 エッジが下着色になってきたら薄く吹きつけていきます。
 

 奥まったところはフレッシュが残り、全体が薄く下着色になったら完成です。


 靴:ボディーと同じ黒です。

 最後に艶消しクリアーを吹いたら、靴だけティッシュでこすって艶を復活?させます。
 靴だけマスキングしてクリアーを吹くのは面倒なので…


 髪:まず下地にパールカラーを吹きつけます。
   今回はクレオスのダイヤモンドシルバーを使いました。
   最も最後に艶消しクリアーを吹くとあまり見えなくなってしまうのですが~
   黒や青髪など濃い髪色でしたら下地にシルバーを使ってもいいですよ。 

   次にシャドウ色を吹いていきます。
   原作だとグレーにほんの少し青紫が混じったくらいの色調、
   アニメ版はシャンパンゴールドというか少し黄味がかっていますね。

   ボディーのシャドウ色同様、調色後クリアーを混ぜます。

   まずシャドウ部分を攻めてから全体に吹きつけていきます。


   後髪パーツは重いので落下トラブルにご注意ください。
   自分は何回も落としてしまいました…先端が折れるとSAN値削られて大変ですよ~


 最後に…

 ◦フレッシュをサフレス仕上げにするのは通常塗装より遥かに楽にある程度の仕上がりを期待できるからです。
 最近キットを組むのはイベント直前に頒布するものを組むくらいという状況なので…
   
 ベルグのアイボリーを使っているのも他社のものと比べ成形色がサフレス向きと思っているからです。
 コールドキャストよりPVCの仕上げが好きという方はサフレス仕上げがお薦めです。
 
 お客さんに業者抜きかあるいはサフレス仕上げ可能か訊かれることもあるのですが、
 ある程度対処法を知っていればうちのキットのクオリティでも十分可能です。
 

 最もディーラーを始めたばかりだった去年の5月10月は現在より随分気泡の多いキットを
 頒布していたのですが…
 ※当時うちのキットを買って下さったお客さんであまりに気泡の多いパーツが含まれていた方は
 今からでもご連絡ください。
 まだ型も生きているので、少々お時間をいただければ対処いたします。


 ◦キャラクター物・スケール物問わず塗装術はアイデアだと思います。
 基本はハウツー書籍などでしっかりと押さえて色々工夫してみてください。
 イベントで美しい作例を展示しているディーラーさんに聞いてみるというのも手かと…
 皆さん親切に教えてくれますよ。 
   
 ◦ハンドピース…
 プライマー・ベースホワイト・パール・メタルカラー・仕上げのクリアー吹きには0.3mm径を
 それ以外の彩色に0.2mm径を使っています。
 どちらもクレオスのダブルアクションです。
 
 彩色に0.2mmを使うのは0.3mmより細吹きが出来るというわけではなく、ごく少量ずつ吹きつけられるので失敗が少ない…というのが主な理由です。
 0.3mm1本でも十分に対処できます。
 ベースホワイトやサフ吹き等には大容量のトリガータイプのもの(口径も大きめの物)が重宝するみたいですが、よっぽどの大型キットでない限り、0.3mm一本でOKですね。
 今時エアブラシが必要な作業は模型作りかネイルアートくらいなのでヤフオクなんか見ていると信じられないくらい安く出品されていますよ…便利になったもんです。
 自分は予備に街のリサイクル屋で1本1200円の物を2本買いました。
 どちらもダブルアクション、シングルアクションは過去のものになったみたいですね。

 ◦コンプレッサーは
 中学生の頃買ってもらったタンク付きのダイヤフラム式を使っています。
 現行の塗装用コンプレッサーと比べると振動・騒音とも大きいです。
 ただリニアタイプと比べるとパワーは強いのでストレスはないのです。
 
 レギュレーターは
 waveの物を使っていますが、あまりお勧めしませんww
 なぜだか同社のホースにしか取り付けられないのです。
 道具1式そろえたときエアテックス社製が品切れだったので…クレオスのも持っているのですが~

 ただ専門の人に云わせると圧力メーター付きレギュレーターの水抜き機能はあくまでおまけレベルらしいです。
 厳密に水抜きをしたい場合は専用のレギュレーターを使うべきとか…
 最もハンドピースの下にドレン&ダストキャッチャーをつければよほど長時間使用しない限り問題はないみたい
 です。
 
 塗装ブースは
 エアテックスのブラックホールを使っていますが、大きすぎて取り回しが悪いのでお勧めしません。
 自重で歪みますし、ボディが黒いのでパーツが確認しづらいのも×困りもの…スリムに改造したいくらいです。
 シロッコファンやフィルターを買って、衣装ケースを加工して自作する人も多いので、ネット等で調べてみてください。


 色々と書きましたが、エアブラシ塗装は慣れが重要です。
 あらかじめハウツー本等で一通り基本を予習してから感覚的に覚えていくのが一番です。
 塗料の希釈ひとつとっても人それぞれなので…


 
 全体の基本塗装は終わりました。

 次はいよいよ瞳入れ等メイクをおこないます。古典的ですが田宮エナメルを使います。
  
 
  1. 2012/11/04(日) 17:15:47|
  2. 這いよれ!ニャル子さん(ニャル)
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